#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

わたしがガンや病気になっても、民間療法や医療大麻を勧めないでください

最近、幡野さんのnoteやTwitterをよく読んでいる。

 

溺れる人に藁をつかませる人。|幡野広志|note

 

今日は彼のnoteをコピペすればよいだけのような内容なのだが、自分も今のうちに書いておく。

 

いくら「善意から」だとしても、わたしの治療方針に関して、適当なアドバイスはしないでほしい。

 

これは友達を好きでいたいが故のお願いです。

 

過去に、体調が悪いことを呟いたり、飲んでいる薬について書いた時に、彼らなりの思いやりゆえなんだろうけども、びっくりするような方向から適当なことを色々言われて、ストレスを感じたことがある。ちょっと体調が悪いくらいなら、聞き流せるかもしれない。でも、これが生きるか死ぬかという時であれば、医学について全くの素人であるとともに、わたしの症状や体質についても何も知らないような人から何だかんだわかったような口を聞かれることは、耐え難いだろう。

 

その時に「やめてほしい」とキッパリ言える気力と体力があるかわからないので、今のうちに言っておく。

 

民間療法や医療大麻などを勧めないでほしい。

 

病気の時だけではない。ビジネスのやり方やダイエットもそう。アドバイスを求めてない時に、適当なことを言ってくる人って多い。与沢翼も、ダイエットについて口出してくる人が多いことにキレてるよね。聞いてねーよ!ツイッターなら、「クソリプ」で片付けられるけど、リアルで友達からやられると辛い。

 

なんで、自分はアドバイスができる立場にいると思うんだろう?

 

と言うわけで、よろしくお願いします。

 

 

 

「日本ってアメリカの一部?自分達の政府あるの?」と聞かれた話

「日本って、アメリカの傘の下にあるんでしょ?」

 

ウーバーの中で、パキスタン人の彼は当然そう言った。わたしは何を言われているのかわからず聞き返した。何の話?

 

「傘の下(under the umbrella)?」

 

「つまり、日本って、自分自身の政府を持ってるの?」

 

びっくりして、一瞬頭が空っぽになった。

 

「もちろん……もちろん、持ってるよ!」

 

彼は振り向いた。ちょっと語気が荒くなったわたしを気づかうように、数秒間見つめ、早口でつけたした。

 

「いや、あの、なんでそう言ったかって言うと……、アメリカ軍が、日本にいて、日本を守ってるって聞いたからなんだ」

 

「ああ……」

 

わたしはちょっとうんざりしながら答えた。

 

「確かに日本には基地があって、アメリカ軍がいるけど、アメリカ軍は、日本以外にも、たくさんの国に基地を置いてるんだよ。日本とアメリカが、友好関係にあって、基地があるからと言って、自国の政府がないわけじゃないよ」

 

彼は「そうか」と言って、またしばらく考えていた。

 

「日本の隣の国はどこなの?」

 

「日本は、島国だから、どことも国境は共有してないよ」

 

 

わたしはイライラした感じが声に出ないように、口角を上げてみた。ちょっと冷たかったかもしれないので、つけたした。

 

「まぁ、でも、近くに韓国とか、中国があるよ」

 

彼は、ふぅーん、と言ってしばらく黙っていた。

 

わたしは気まずい沈黙を味わいながら、「でも、一体わたしがパキスタンについて何を知っているだろう?」と考えていた。

 

わたしの頭に浮かんだのは「印パ危機」だとか、パキスタンの核開発ってどーなってんの?と言う話。あとは、ビリヤニ美味しいよね!って話。あとは……インド人の同僚と働いてるよ!みたいな話。←ものすごく「間違っている」

 

なんだ、わたしも、パキスタンのことあんま知りないし、平気で「インド人」の話とかしようとしてる。ヤバいじゃん。

 

「僕の経験から言うとね…」

 

パキスタンから来た彼は果敢にも、再び口を開いた。

 

「僕の過去に会った日本人は、みんなちゃんとしてて、お金持ちな気がする」

 

いやいやいや。わたしとか、めちゃくちゃ庶民…ってゆーか、サンフランシスコでは貧困ゾーンですよ………。そう思いながら、肩をすくめると、彼はまた慌てたように「あくまで!僕の経験だよ!」とつけ加えた。

 

「んん……」

 

わたしはもう、どうやって会話を続けるべきかわからなくなり、生返事をして、スマホを見つめ続けた。

 

早いとこ、目的地に着いて!と願いながら。

 

でも、わたしも下手したら同じなのだ。

 

知らない国については、何も知らないのだ。

 

いや、違う。

 

ちょっとは知ってるかもしれない。で、ちょっとしか知らないのに、それで「この国の人はこんな感じ」と決めつけてしまっている……そういう場面が必ずあるんだ。

 

年収1,280万でも「低所得」サンフランシスコの物価がヤバい

サンフランシスコの物価高は以前から話題ですが、あまりに生活費が高いため、家族四人の世帯では、年収$117,400(約1,280万円)あっても、「低所得」と評価されるそうです。ちなみに、年収$73,300(約805万円)だと非常に貧困となるそうです。

 

A six-figure salary is considered 'low income' in San Francisco, and the threshold is rising - SFGate

 

この金額は、サンフランシスコで、住宅補助を受けるための収入の基準であって、ちなみにロサンゼルスだと、四人家族で「低所得」は$77,500(約850万)です。

 

LA's 2018 income limits for affordable housing - Curbed LA

 

低所得者…と言うと響き微妙だけど、日本で都営住宅に入居するために、収入制限があるようなものですかね。

 

ちなみに、都営住宅の所得基準は、家族四人で年収約300万円。収入超過してる人も住んでるようですが。単純には比較できませんが、こーゆーのって調べていくと面白いですな。

 

都営住宅 所得基準表

 

 

あるブロガーの死(Hagexさんさようなら、そしてありがとう)

 

 

スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー (吹替版)


はじめに断っておくと、わたしはHagexさんのことをあんまり知らない。一応はてなの片隅でブログ書いているけど、ブクマとか、言及とか、いわゆるはてな村で絡んだこともなかった。なので、個人的な思い出だとか、わたししか知らないHagexさんの横顔だとか、ほっこりエピソードだとか、そんなものはない。

 

ただ、一読者として、Hagexさんが好きで、応援してい。だから、悲しい。

 

ツイッターでこう書いたのだけど、それは本当。

 

  

岡本氏はぜんぜん違った。髪型やファッションは少しふざけているようにも見えたけれど。私が知るかぎりで言うなら、あれほど丁寧で真面目な仕事をする人は滅多にいなかったし、呆れるぐらいの紳士で、いつも弱い立場の人たちを大事にしていた。生きるのが下手な人の味方だった。たとえばコミュニケーションが得意ではない技術職の人や、自分の権利を主張できない人。あるいは私のようにどうしても請求書が書けないという理由でうっかりタダ働きしてしまうバカに、とことん親切だった。そして「そういう人たちの成果を横取りする能力」に長けた華々しい人たちの行動を見逃さなかった。世渡り上手で中身が空っぽの人たちを嫌っていた。「影響力のある有名人に媚びて、弱そうな連中を鼻で笑うタイプ」の対極にいるような人だった。 

無題 – EZKay.com

 

この記事はブロガーHagexさんではなく、リアルな岡本顕一郎さんと仕事関係のつきあいがあったライターさんが書かれた記事だ。読んで涙が止まらなくなった。

 

ネットウォッチということには賛否両論あるのかもしれない。

 

わたし自身は、彼の視点や批判は大切な視点だと思ってた。ゲスいとか自分で言ってるけど、ふざけた口調だけど、どこか真面目な人だと思ってた。大きな声でみんなを煽る誰かの、その言葉がどの程度信頼できるのか検証するために、「ウォッチ」は必要だよね?

 

何より、What would you do? を観て涙を流せる彼は優しい人だとわたしは思っていた。

 

彼が差別とかについて真っ正面から書いていることはなかったと思うけど、わたしは彼のことを信頼できると、なぜか感じていた。

 

What would you do? を見ると泣いてしまう - Hagex-day info

 

Hagexさん、さようなら。

 

天国で安らかにお眠りください。