#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

土着・発達障害・国際結婚

芥川賞を受賞した小野正嗣の『九年前の祈り』を読んだ。

九年前の祈り

九年前の祈り

日本語の読書量がどんどん減るので、なんとかしたくてね。昔は文芸雑誌をよく読んでいたが、今読むのはニュース、ビジネス書やエンタメばかり。今回も、純文学を読むのはなかなか大変だった。

内容は、カナダ人の夫と別れ、故郷である海辺の集落へ戻ってきたシングルマザーのさなえが、かつて元夫と知り合うきっかけともなったカナダ旅行で知り合ったみっちゃん姉のことを回想する……と言ったもの。みっちゃん姉の息子が入院していることを知るシーンから物語は始まるのだが、どうやらさなえの息子とみっちゃん姉の息子は、似た障害(自閉症)を抱えているようなのだ。

九年前、共にカナダへ旅行した時に知ったみっちゃん姉の思いが、時空を超えて迫ってくる。泥臭い田舎の集落の言葉と、カナダ旅行の回想、古めかしさと、モダンさが織りなす不思議な雰囲気の作品だった。うまいねぇってのはあったが、うおおお、面白い‼︎って感じではなかった。

純文学系だと絲山秋子が好きです。しかし彼女の作品も何冊も買うだけ買ってまだ読めてないものがあるので、大事に読んでいきたい。

ばかもの (新潮文庫)

ばかもの (新潮文庫)