いずれ日本に帰るのが前提の駐在員とか、そもそもアメリカに馴染めていない駐在員とかはさておき。
留学〜現地就職して、アメリカに十年二十年と住んでいる日本人たちも、突っ込んで聞いてみると、「ん〜いずれは日本かなぁ」とか言う人めちくちゃ多い。「え、あなた今から日本で生きていけるのー?」ってくらいアメリカナイズされちゃってる人でもそーゆーことを言ってたりする。
海外脱出!っしても、数十年後には日本戻る人が多いのが現実なのね。
まあ、親の介護とかいろいろあるんでしょうけどね。そこまで年を取らなくても、三十代四十代になって日本に電撃帰国する帰国組は少なくない。
帰国組のラッシュはまず、大学卒業後にやってくる。
留学後、日本帰るわーって層と、絶対アメリカに残りたい!って層に分かれ、「アメリカにどうしてもいたい!」組は、ビザとか頑張って、石にかじりついてもアメリカに住む!ってパターンを多く目にした。それで、うまくいかなくって泣く泣く帰国とか。
それから数十年で、働き盛りの帰国の第二ラッシュが来る。仕事の必然性で帰国した子もいるけど、全然違うジャンルの仕事したりとか、そーゆーパターンも増えてきた気がする。
今、自分の周りでも、一見絶好調に見えるのに、「実は帰国したいんだ……」と言う人が数人いる。
それなりに「アメリカに住みたい!」と思って頑張ってきて、それなりに成功しているのにどこかで帰国したがるという背景には何があるのか興味はある。
帰国組として共通してるのは、子供がいないか、まだ小さい。日本人同士で結婚してる。など。
子供がある程度大きくなってアメリカ社会に根を下ろしつつあったり、アメリカ人と結婚してると、なかなかそう簡単に帰国を決めるわけにはいかないんだろうね。