#あたシモ

虹の向こう側

映画『ゼロ・ダーク・サーティー』を観たよ〜

キャサリン・ビグロー監督は、男性中心的なハリウッド業界のなかでも珍しく、女性として活躍している一人だ。

女性監督といっても、ジェーン・カンピオン監督とか、ソフィア・コッポラみたいな、ゆるふわでしなやかな「女性ならではの感性」的なのじゃない。戦場の爆弾処理班を描いた『ハート・ロッカー』やオサマ・ビン・ラディン殺害『ゼロ・ダーク・サーティー』みたいな戦場を舞台にしたゴリゴリの映画を作っている。キアヌ・リーブスの出てたサーフィン映画も彼女。どちらかというとアクションシーンも演技も、わざとらしい感じでなく、淡々と演出するのが持ち味なのかなって感じだ。

まぁ、戦場のリアルをわかってないとか、アメリカを美化してるとか、いろんな批判もあるんだけどね!

ゼロ・ダーク・サーティー』は、CIAで働く女性を主人公に、ビン・ラディン殺害の様子について描く。これはわたしたちのなかにある「実際何があったのか知りたい」という欲望をよい感じで満たしてくれるので、そーゆー意味で面白さは確かに感じる。『アルゴ』もそうだった。

だけど、実際の出来事と結びついているからこそ、映画を観てわかったつもりになっちゃいけない。映画の中での描かれ方がフェアかどうかはちゃんと吟味しなきゃいけないし、それがわからない段階で、映画での印象に基づいて、リアルでの物事な対する考え方や政治的立場を決めちゃいけないよね〜。

最近、「実話をもとにした」と言うウリの映画がものすごい多いけど、「んんん?」と感じるようなものも結構多い。

でもそれを機に、いろいろ改めて調べたしたりするからまぁよいきっかけになってくれてるとは思うんだけどね。

というわけで今更なんですが、911について、アルカイダとかについて読んでます。

あれから何年?……大騒ぎして、フセインを殺したり、ビン・ラディンを殺したりしたことが、アメリカのテロとの戦いの勝利みたいに報道されたりもするけど、本当にテロを巡る状況はよくなっているんだろうか?

フランスの攻撃の後、ISISへの空爆を強化するー!とか、いろんな国が集団的自衛権を発動ー!とかニュースでやってますが、ものすごいコストをかけて一人の指導者や一つの団体を殲滅しても、元となる構造をなんとかしなかったら、後継の団体が出てくることが証明されただけな気がする。←素人考えではありますが。

また今後も、ISISと世界(と言いつつアメリカ)の戦い!とかそーゆーハリウッド映画が出てくるのかなーとか思うと軽くうんざりします。

イスラム教とか、ISISについてはもっと知りたいけどね。映画じゃなくて本とかで学んだ方がよいよね。

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