#あたシモ

虹の向こう側

元カノへの手紙①

やっほ。

 

元気?

 

最後に会ってからどれくらい経つんだろうね?最後に会った時、あなたは二丁目で働いてて、朝の新宿駅南口でバイバイしたのを覚えてるよ。

 

もう恋愛感情はなかったし、あなたが店子をやるなんて、似合わなさすぎておかしすぎたけど、それでもあなたのことを好きになるお客さんはいるみたいで、そんな話できないよ大笑いして盛り上がった記憶があるよ。

 

でもお互いに彼女がいなかったこともあって、あなたに連絡する時、どこか甘えるような気持ちでいたことは否定できないよ。

 

もうずっと昔に別れてたのにね。

 

そして、今になってもあなたのことを思い出すのは、決して未練とか切ない気持ちじゃなくて(わたしはあなたとは本当に別れてよかった!って思ってるから、笑)感謝の気持ちなのよ。

 

今も覚えてるんだけどさ。わたしがバイト終わって、渋谷駅あたりで携帯で電話して、えーとかあーとか言ってる時、一人暮らしだったあなたはこの上ないほど優しい口調で「ウチ来る?」って言ってくれたよね。

 

わたしはそれがいっつもいっつも…ものすごーく嬉しかったんだよ。会いたいのに会いたいって言い出せない、相手の予定を崩したら申し訳ないとかって思う、いじけた奴だったからさ。

 

人からそんな風に優しくされるなんて!って新鮮だったし、嬉しかったよ。

 

それからもうひとつあなたに感謝してるのは、わたしをゲイサークルに連れて行ったり、プライドに一緒に行ったりしてくれたこと。わたしはそこで色んなものに目覚めた気がする!

 

あなたと一緒に行った色んなイベントとかオフ会で本当多くのものを学べた。

 

でもさ、本当はあなたは、クローゼットでもいいから、彼女と2人で楽しく幸せにいきたかったんだろうな。今、その夢は叶っていますか?

 

あなたに、彼女ができてから、なんとなく連絡しそびれてしまって、いつの間にか合わなくなってしまってた。でも……またいつかどこかで色々語り合える日が来るとよいな。