#あたシモ

虹の向こう側

今、West Hollywoodにレズビアンバーは一つもない

ウェストハリウッドのクラブ事情についてばっかり書いていたが、実は、ウェストハリウッドには、レズビアンバーも一つもないのだった。

 
昔は、サンタモニカ通り沿いに、古くからあるパームスってバーと、ノルマンディルームってバーがあった。(更に大昔には、リトルフリーダってゆうバーがあって、エレン・デジェレネスがカムアウトした後のシットコムのネタに登場したらしい……がその後閉店したらしく、私は知らない)
 
パームスは、60年代からやってた伝説のレズビアンバーみたいなもので。ジミ・ヘンドリクスジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、メリッサ・エスリッジ、そしてエレン・デジェレネスやポーシャ・デ・ロッシも訪れたんだとか。
 
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アメリカ到着して二日目に、レズビアンバーっていうので、「パームス」に行き、そこでもう夜二時過ぎてたけど店の前にたまってた子たちに声かけて、ヒアラウンジのことを教えてもらったのだ。ちなみにその子、可愛かった。その後ヒアラウンジで会うたびにときめいた。いつも携帯を耳に当てながらタバコを吸っ出たアンジー。元気かな。
 
パームスは、普段のバーの時は、本当悲しくなるほどショボくて。んー。多分、友だちと飲んで語り合うためとかならいいけど、若くてシングルでホットなレズビアンと品定めの視線を交わしあう……って感じの場所ではなかったのよね。それでも何度か行って誰もいないフロアをうちらのグループで独占して踊ったっけ。
 
そんなパームスでも、ガールズナイトイベントがあったりすると、フロアもいっぱいになってた。でも、パームスは、ウェストハリウッドのなかでも、ゲイクラブがあるあたりからちょっと外れたところにあるので、そんなこともあり、やっぱり数回しか行ったことなかった。
 
その、パームスが2013年6月に閉店してた。知らなかった。
 
「私たちの、家族、恋人、親友、そして、元カノとなっ誰も多くの人々に感謝の気持ちでいっぱいです。46年以上にわたって、パームスは人々に愛と笑いを届けてきました」 --とはじまる、閉店のお知らせにはちょっと泣かされた。
 
We are grateful to those who have become our friends, our family, lovers, confidants and even our ex's. We think of the happiness through 46 plus years that the Palms has brought to people, the laughter and love. We will remember those we have lost. Even though we are saddened by this closure, we bear in mind that buildings are made from stone and wood and the true happiness and joy come from the lives of the people inside.
 
46年以上かぁ。
 
閉店の理由は、ビルの所有者(大家)の再開発したいという意向だとか。なるほどね。
 
ウェストハリウッドにはもう一つノルマンディルームってゆうレズビアンバーがあった。
 
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ビリヤードがあったりして、雰囲気も悪くなかったけど、私にはクラブの方が楽しかったんだよね。だから数回しか行ったことない。2009年に不景気のあおりをうけ、ノルマンディルーム閉店のイベントのお知らせが来た時も、イベントあるなぁーと思ったきりで、「いや、クラブあるし、バーとか、行かないよね」って思って、特段の感慨はなかった。私の周りには行ってる子も少ないと思っていたのに、それでも「ノルマンディルーム閉まるって」と割と話題になったるのを意外に感じたくらいだ。  
 
ここ数年間に、ウェストハリウッドからレズビアンの居場所がどんどんなくなってきた流れがあっての、今回のトラックストップ閉鎖なので、皆余計に騒いでたのかもね。「もう行くところがない」って。
 
とゆーか、まぁ、実はこうしてバーが閉まる一方で、色んなゲイバーを借り切っての「ガールズナイト」は乱立してたんだよね。一時は平日毎日のようにガールズナイトがある時もあったし、ウェストハリウッドで一晩に3つもパーティがあるときもあったんだけど。
 
トラックストップは、音楽が最悪だし、ショーは何年経っても代わり映えしないし、フロアは狭いし、最近は客がノンケばっかりだしって、皆文句言って、新しいパーティに挑戦しては、今は火曜日が熱い!いや、水曜日だ!ってなってた。  
 
Lの世界を上映してた Falconにはリーシャとかケイトとか出演者が来てたし、パリスヒルトンも来たし。パリスはブービートラップにも来てた。ケイトも来てた。でも、そーゆーレジデントのパーティどんどんなくなった。
 
曜日を区切っての「ガールズナイト」ですら、観光客のノンケ男が来て、動物園を見るようにレズビアンを観察するのが嫌だという意見が多くて、私もだんだん行かなくなった。
 
ゲイの街と言われ、LAプライドの舞台でもあるウェストハリウッド。約35000人の実に住民の40パーセントがゲイ男性と自認していて、レズビアンと自認しているのはわずか3パーセントにすぎない。
 
理由として考えられるのは二つで、一つは地価。ウェストハリウッドは地価が高くて、家はほとんどミリオン、(約1億1千万くらい?)以上する。それだけの経済力があるのは、圧倒的にゲイ男性の方が多い。二つ目が子育てのしやすさ。ウェストハリウッドは子育てにはあまり向いていないため、レズビアンはシルバーレイクやロングビーチなどの家族向けの地域を選びがちだそうだ。
 
これは記事に書いてあったことだけど、自分の周りのレズビアン見てても、すごーく納得。特にロングビーチは、ゲイコミュニティが充実してる。ゲイのコーヒーショップとかあるし、金曜日も土曜日もレズビアンナイトがある。
 
最近は皆オープンになってるし、こうして他の街にもコミュニティ生まれてるから、わざわざウェストハリウッドで出会わなくてもいいのかもしれないけど……。
 
レズビアンバーが複数あっていつでも飲みに行けるってゆーのは、それはそれで楽しい文化だと思うので、なくなると淋しい。
 
色々考えさせられました。