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虹の向こう側

Netflixおすすめドキュメンタリー『殺人者への道』めっちゃ面白いので絶対観た方がいいよ!(ちなみに監督の女性2人はカップル)

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『殺人者への道(原題:Making a Murderer)』は、冤罪で18年間収監されたスティーブン・エイヴェリーという男の事件を扱いながら、警察が以下に初めからエイヴェリーをハメようとしていたことを示していく丁寧なドキュメンタリーです。

Netflixだけで観られるオリジナルシリーズで、公開後、大きな話題となりました。

あらすじ

DNA鑑定により婦女暴行に対する無罪が確定し、18年間服役した後釈放された冤罪被害者スティーヴン・エイヴリー。

再び自由になれた喜びとともに新たな人生を歩み始めたエイヴリーは一躍有名人に。なぜこんな冤罪が起こったのか?という問題意識が生まれ、ウィスコンシン州の法律が変わるきっかけにすらなりました。

「他の人に二度とこんなことが起こらないように」という思いから、郡保安官らを相手取り、36ミリオンドルという巨額の損害賠償を求める裁判を起こしたエイヴリー。ずさんな捜査と、スティーヴンを嫌っていた保安官の個人的な感情が徐々に暴かれます。

窮地に追い込まれた群保安官と警察でしたが、裁判の最中に、エイヴリーは、別の殺人事件の容疑者として当然再び逮捕されます。

甥と共に仮釈放なしの終身刑という重い判決を言い渡されたエイヴリー。一体彼は「ハメられた」のか?

感想

すみません、まだシーズン全部見終わってないので、中途半端なものにはなりますが……。

「警察怖い!」っていうのが正直な感想です。

警察がその気になったら、「殺人犯」なんて勝手に作り上げられ、社会的生命なんてあっという間に消しされるんだということがひしひしと伝わってきて、地味だけど怖い。

少なくとも、第一の事件については真犯人について警察が情報を掴んでて、犯人も「俺がやった」とか言ってたことが記録に残ってて、警察もそれを知ってるのに「もうスティーヴンを捕まえてるのでいいです」ですからね。

おかしすぎる。

あと、これ、よく撮れたな!と言うのもすごい。冤罪事件の時からメディアに注目され、さらに実に10年間という製作期間をかけて製作されたこの作品ですが、撮影中に、第二の事件の被害者が行方不明になり、エイヴリーが逮捕されるところまで追ってるので、とにかく臨場感がすごいです。

そして、今も。リアルタイムで事件は続いています。

この番組がきっかけとなり、事件が注目された後、大統領権限による二人の釈放を求めるホワイトハウスの請願に、二十万以上の署名が集まりました。しかし、この事件は州の管轄なため、ホワイトハウスには、本件に干渉する権限はないという声明が出されています。

また、2016年8月にはエイヴリーと同時に逮捕され、終身刑を受けていたエイヴェリーの甥、ブレンダン・ダッシーの当時の自白は強制されたものであったとし、起訴を取りけす決定がなされています。検察側が控訴しなければブレンダンは釈放されることになります。

このエイヴェリーの事件、今後どうなっていくんでしょうね?

警察の腐敗とか横暴というと、ついつい有色人種に対するものを思い浮かべてしまうんだけど、白人に対しても、「敵」と認定した者に対しては、徹底的に潰す!という別の種類の差別があることがわかりました。

もちろん、第二の事件については、真実は闇のなかですが。ここでのポイントは「疑わしきは罰せず」という人権保障における大原則が守られていたのか?ということです。

ほんと、警察に強大な権力を与えてもろくなことはない!とつくづく思います。

おまけ情報

ちなみに!

このドキュメンタリーシリーズを共同監督しているのはローラ・リッチアーディ(Laura Ricciardi)と、モイラ・デモス(Moira Demos)という二人の女性なのですが、二人は交際しているそうです。そもそも女性の製作者が少ないと言われているプロダクション業界なので、余計に応援したくなりました(もちろんそれだけではなく作品自体がすごい!と思っています)。

ローラはもともと弁護士、モイラは映画の編集者として働いており、その後、コロンビア大学の院で映画を学んでいる時に出会い、2年交際した後に、この事件を映画化することになったそうです。ローラの弁護士としての視点がこのドキュメンタリーを作る上でも役にたったんですね。

その後10年間、ウィスコンシン州に引越して、地元の人やエイヴリー一家との親交を深めながら、徐々に素材を撮りため、今回の作品が完成しました。

SerialとかThe Jinxと比べられていますが、犯罪もの、ミステリーものが好きな人には絶対おすすめできるドキュメンタリーです!ぜひ、一度観てください。

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