#あたシモ

虹の向こう側

誰かに仕事を頼めるようになること

photo by Moresheth

人に仕事を頼めるようになるというのは結構大変だ。

人に頼むと、自分でやる時とくらべて、「ディレクション(指示出し)」そして「上がってきた仕事のチェック」という、これまでになかった種類の仕事が発生する。慣れるまではこれが難しい。適切なディレクションをするためには、これまで感覚で「なんとなく」やっていたことを、明確に整理して意味付けしなければならない。そしてクオリティチェックもしなければいけない。慣れるまでは、驚くようなクオリティのものが上がってきたりするが、それは頼む相手の能力の見極めと、適切トレーニングと、明確なディレクションが欠けているからであって、つまり「自分のせい」なのだ。(←部下が無能だとばかり言って全部自分でやろうとする「仕事ができる」上司が、マネージャーとしては無能っていうのと一緒!)

通常、人に仕事を頼むようになるのは「自分が忙しいから」だと思うのだが、実は、人にキチンと頼めるようになるためには、はじめにそれなりに余裕がないといけないのだ。余裕がなさすぎると、人に頼むことすらできない。一人で全部やってしまったほうが楽だからだ。それで、パンパンになって、「忙しい忙しい」ってそれなりに充実しちゃってるような感覚も得てしまうが、実は、生み出している価値は少ない。

結局こういうやりかたでは、いつまでも「一人分の仕事」しかできない。どこかでえいやっと頑張って「仕組み」を作って、人に頼めるようにならないと、「一人分」を超えた、大きな仕事はできない。……という風に頭ではわかっているんだけどね。わたしはどうしても「ぼっち仕事」になってしまいがちなのだが、今年は、人と人とのつながりを利用して、チームを作り、もっと高い価値を生み出せるような仕事がしたい。