#あたシモ

虹の向こう側

「ビッチ」で結構

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今年創立20周年を迎える季刊雑誌『ビッチ』の購読更新をした。

bitchmedia.org

英語の「bitch」は、日本語でいう「ビッチ」とは全然違う意味を持っており、女性に対してのかなり強烈な侮蔑語である。Fワードなどと並び、「ネイティブに対して面白半分で使っていると喧嘩になるから、絶対に使わない方がよい言葉」の一つである。

雑誌『ビッチ』は、オレゴン州ポートランドを拠点に、「ポップカルチャーに対するフェミニストからの返答("a feminist response to pop culture")」をテーマにフェミニスト的分析や書評、ポッドキャストなどを提供している。

彼らのメディアの名前が「ビッチ」であることは時に論議を呼び、一部の女性はそれに対して不愉快さを表明してきた。

なぜ彼女たちは、自らのメディアの名前として「ビッチ」を選んだのだろうか?共同創設者のAndi Zeislerは以下のように宣言している。

「侮辱の言葉として使われる時『ビッチ』は、自分の意見を持ち、それをはっきり表明することを恥ずかしがらない女性、それは嫌がらせをされた時に、居心地悪そうに笑いながら座らない女性への呼び名として投げつけられるものです。もしも、自分の意見をはっきり言う女性であることが、ビッチであることを意味するなら、わたしたちはそれを褒め言葉として捉えます」

When it's being used as an insult, "bitch" is an epithet hurled at women who speak their minds, who have opinions and don't shy away from expressing them, and who don't sit by and smile uncomfortably if they're bothered or offended. If being an outspoken woman means being a bitch, we'll take that as a compliment.

潔い言い切りは、クールすぎてため息がでそうだ。

「取り戻し」は可能なのか?

先日、ハフポストが、LGBTニュースのセクションの名前を「Gay Voices」から「Queer Voices」に変更した時、それに対して反感を表明した人は少なくなかったし、なかには寄稿をやめると宣言したライターもいた。

侮蔑語からの「取り戻し」がかなり進んでいるように思えた「クィア」ですらこのような反応をする人がするなか、「ビッチ」はまだまだ「失礼な言葉」である。

今後、ビッチという言葉が、女性たちの元に取り戻される日は来るのだろうか?

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