最近、ツイッターで見かけて気になっていたゲーム「ひとりぼっち惑星」をプレイしています。
ジンコウチノウが戦争を続ける星で、唯一残されたいきものであるあなた。部品を集めることで、アンテナを大きくし、そらからの「こえ」を受信していく……というものです。
影絵のような機械の描写と、物悲しい音楽が独特の雰囲気を生み出しています。
初めの方は、公式のメッセージが少しずつ配信され、この世界観のバックストーリーが徐々に明かされていくのですが、この物語もよい。何というか、SFっぽくて、想像が広がるんです。
アンテナをマックスに大きくすると、このゲームをプレイしている他のユーザー(誰かは分からない)が送信した「こえ」が受信できるようになります。
また、「そうしんき」を作ることにより、自分も「こえ」を送れるようになります。これも、誰に届いたのかはわかりません。
わたしは、一応アンテナをマックスにするところまでは行きましたが、まだ「ひとりぼっちの皆」からのメッセージを受け取るには至っていない→いきました。
受け取った「こえ」はこんなもの
わくわく。
こえをうけとる前に、時間がかかるのです。
受け取りました。
一発目はこれ。
じーん。
なんか、百合的解釈もできる。
続いてはこれ。
じーん。ゲームの世界観とあっていて素敵。
続いては……。
えっ?
「ゆうくん?」
ゆうくんという彼氏と別れた女の子からの声でした……。
わたしに届くなんて、偶然だな…。
こんなのもあった。
世界観ズレてるけど、うまい。面白い。つか、お腹すいたー。
たまったこえは見返せます。……といっても、こんにちはとか、こんばんはの一言のやつはぶっちゃけがっくりですね。
こえを受け取るまでにそれなりに待たなければいけないので。
でも大体は面白いです。 なんなんでしょうね、これ。
ひらがなだから?
世界観なのかな?
妙にしんみりしました。
匿名同士で一方的にメッセージを送るというシステムは意外と以前からあります。
「ボトルメール」もそうだし、2chやはてなの増田など「匿名でのコミュニケーション」は不思議と人を引き付けるものがあるような気がします。
わたしも、かつて個人サイトをやっていた時、名前もメアドもURLなどを消して、ただ「メッセージ」が表示される掲示板を設置してたことがあります。誰が書いたのかわからないメッセージだけが表示される掲示板ですね。今考えると荒らしとか怖いですが、当時、わたしのサイトのビジターさんはほとんどがお友達や相互リンクの相手だったので、そこまで考えが及ばなかったのです。程よく過疎っていた個人サイトでもありましたし、時折リロードすると「ポツン」と現れるメッセージが妙に心地よかったものです。
結局わたしもそうなんですが、
ずっと孤独を感じていて、
別にだから不幸だというわけでもないし、
無理して、友達を沢山作ったりしたいわけでもないのですが、
立場とかしがらみとか好悪を超えて、 純粋に「言葉」を通じて人とつながりたいんですよね。
だから、ずっとこうしてブログを書いたりしてるわけです。
書けなくなる時が、ありながらも、それでも、書くわけです。
それは「読まれたい」から書いてるわけだし、それは「一人でも多くの人」にじゃなくてもよくて、たったひとりでもよいんですよね。
たったひとりでも、この電波の向こう側にいる誰かに、自分の「声」がとどくのなら、それで何か救われるような気がする。
多分そんなの幻想にすぎないのかもしれませんが、それでも、そんな幻想を持った自分にとって、このゲームはフィットするものでした。
わたしも、どこかの星に向けて「こえ」を送ってみたいと思います。
それを「じゅしん」するのは……もしかしたらあなたかもしれませんよ!