#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

海外で生きていける力(あるいは、カムアウトと働き方を考えることの共通点)

地球儀ボール (ブルー)

先週末、久々に遊びに行ったバーで、出会った美少女が「来年から、ワーキングホリデーにアイルランドに行く!!」とはしゃいでいた。自分はワーキングホリデーはしたことないんですが、やっぱり仕事で海外行くときめちゃくちゃテンション上がってたので、ちょっとそんなことを思い出し、頑張れー!とほっこりしながら、海外移住について考えてました。

自分は一応海外で仕事をしてますが、これまで、あんまり仕事について書いたことがありませんでした。でも、やっぱり、最近考えることは「仕事」についてが多くなってきました。昔は、恋愛についてばっかり考えていたんですが、大人になりましたね〜!

というのは、ちょっと前の記事にも書いたんですが、カムアウトするとかしないとかって、本質的には「自分が自分らしくいられるか」っていう話だよなーとずっと思っていて。

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結局、カムアウトに限らないですが「自分を偽っていないと食べていけない」っていう世界にいる限り、「自分らしくいられない」辛さって同じなんですよね。そういう意味では、LGBTニュースやカルチャーを追いかけるのも、「働き方」について考えるのも、大きな意味ではベクトルの向きとしては共通なんですよ。

カムアウトしても、それは「自分らしく生きる」ための第一歩にしかすぎません。いくらセクシャリティーの面で理解されてても、嫌いな上司の顔色を伺って、納得いかない仕事をしなきゃいけない、とかって不幸だと思うし、カムアウトできてるうえに仕事が楽しいとしても「毎晩終電まで働かなきゃいけなくて、大事な家族とか彼女との時間がないまま、気づいたら、もう人生の後半戦に来てました」とかもわたしは嫌だし。かといって、「夢を追いかけるんだ!」といっても、やりたいことに必要なお金が払えないほど貧乏なのも嫌だし。

そういう意味で、海外でも日本でも、どこでもいいんですが「自分らしく生きていける力」というのに今は一番興味があります。実際、アメリカからアジアに移住して仕事をしてる人、最近ものすごい多いです。タイとかベトナムとか香港とかシンガポールとか、香港とかシンガポールに行った人はまた疲れて数年でどこかに移動している印象でもありますがw 要は「アメリカがゴールじゃ全然ないよね」っていうことなんですよね。←当たり前やw

んでもって、「世界のどこでも生きていける」っていうと、すぐ、副業!とかフリーランス!とか投資!とかいうのネット上だと多いんだけど、私は別にそういうのを煽りたいわけでは全然ないです。←いや、株とか投資もいろいろ勉強したり、実際にお金突っ込んだりもしてはいますが!わたしは割と「雇われ人」肯定派でして、雇われでも、自由にいろいろな国で働くことは全然できるんですよね。看護師とかエンジニアとか、手に職系が強いのはもちろんですし、会社で働くとしても、例えばUberとか。あ、ドライバーとしてじゃないですよ。ドライバーでもいいんですが。

全世界で働くチャンスのあるUber.

わたしの友達は、アメリカから、Uberの中国オフィスに転職したのですが、その後、中国のUberがライバル会社の滴滴(Didi)に買収されて、仕事がなくなりました。しかし、半年以上の給料を貰って退職した彼女は、その後、中国大陸を含むいろいろな国で遊んだ仕事した挙句、また別の国のUberに就職して働いています。

Uberグローバルの世界中のポジションが見られて、アプライできます。 Uber で仕事を見つける | Uber

まあ、これは、一つの例にすぎないんですが、こういうのを目の前で見ていると「別に会社員でもやりたいことはできるし、フリーランスが自由とも限らないよね」と思います。ま、フリーランスの方が圧倒的に自由度高いとは思いますが。

それでは、そういうふうに「海外で仕事をするために必要な力」って何かというと、決して「英語力」とかではないんですよね。そもそも、海外で仕事する、というのと、海外と仕事する、というのは微妙に違う。日本にいながらにしても、海外と仕事をする場合っていうのはあると思う。どっちにしろ、海外と仕事で関わる場合、「自分の持っている常識をまず捨てる」ということが重要になる。

「いや、普通そんなことしないでしょ」

「ありえないでしょ」

海外では、そういうことがどんどん起こります。まじで。

それは、おそらく、どの国であってもそうです。自分が経験したなかだと、アメリカ、ネパール、中国、イギリス、ドイツ、イタリア、ブラジル……。そしてそのような現地にいる日本人に対しても「えぇえっ」と驚かされることは少なくありません。直接は書けませんが、現地の日本企業に依頼して、「日本だったらないよね」と思うような対応をされることもあります。←実際は日本でもあるのかもしれませんが……。

ま、そこで、「海外やばい」と驚いていても始まらないので、そういう「自分の常識では理解できないことが起こる」ということをさっさと受けいれて、そのうえで、いかに自分の求めているものが手に入るかどうか工夫するのが鍵なんですよね。

そこが、意外と「英語力」とか以上に大事なんじゃないかと思っています。語学って通訳つければなんとかなりますので。

……と口でいうのは簡単でも、実は結構難しい。またそのままその理屈を上司やクライアントに持っていっても通じないことが多い。そこで、現地の協力企業といかに信頼を築き、いろいろなギャップを埋めながら、やりたいことが実現できるか……という部分に、海外と仕事をできる人間の価値があるんじゃないかなーと思った。必要なのは「お金」だけではなく、それをきちんと活かすことのできる能力なんですよね。

って全然まとまってないんですが、また気が向いたら書くかもしれません。

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