#あたシモ

虹の向こう側

1人のレズビアンとして勝間和代さんのカムアウトに思ったこと

結局、女はキレイが勝ち

経済評論家の勝間和代さんが、増原裕子さんとおつきあいしている旨公表されました。

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既にキャリアを確立している有名人がカムアウトした。これは、日本のLGBT史上、必ずやマイルストーンとなるカムアウトだと思います。昨日はあまりにびっくりしてTwitterにたくさん書きましたが一応クィア系ブログの端くれとして、こちらにも書いておきます。

基本的には、勝間さん自分らしくできてよかった!勇気もらった。ありがとう!応援してます!という感じなのですが、ネットとかを見て、気になった反応と、それに対していろいろ感じたので以下にまとめて書きます。

誰を好きになろうが、誰と住もうが個人の勝手。いちいち言うことではないのではではないのではないか。

→一見寛容な感じですが、「いちいち言うな」的な含意が感じられてモヤる。これについては勝間さんもきちんと書いている。

私は同性を好きだって、わざわざ公表をしないといけないって、本当は変ですよね。私は左利きですって、いちいち公表しないのと一緒で。

でも、LGBTのカミングアウトには勇気がいる。それこそが、偏見や差別が残っている証です。

ようは、今の日本の現状で「いちいち言うな」に屈してたら、圧倒的な「ノンケだという決めつけ」に押しつけられ、オープンにしてたらしてたで「レズ疑惑?」とか噂されたり報道されてしまうんだよ!と。

この「いちいち言う必要のない社会」というのは、アメリカでもよく話題になるけど、現実にはまだまだそんな社会は実現できていない。ましてや、オープンリーゲイの政治家や経営者、教師、クラスメイト…などがほとんどいないような日本では、まだまだカムアウトは「意義」を持たされてしまっているのが事実。それを乗り越えて「言う必要ない」なんていうのは、とてつもない失礼な態度。誰のせいでいちいち言わなくちゃいけないような立場に追い込まれていると思ってるんだ?って感じである。

勝間さんは右翼/安倍政権支持者である。

→そういう側面を覚えておくのは大事だし、大局的にどういうインパクトをもたらしているのか、考えるのは大事。ピンクウォッシングとかあるしね。

ただ、今の日本で全国クラスの有名人がカムアウトするとしたら、わたしは政治的思想の差異はさておき、その勇気は称賛します。杉田さんとか片山さんとかでも同じだと思う。 もちろん、コミュニティが妙にそっちに迎合するような感じになったら、確かにイヤではある。

ビジネス LGBT なのでは。

→今の日本において(既に「活動家」としてビジネス活動をしているわけでもない限り)、セクシャルマイノリティであることを公表して、ビジネス的に得になることなんてないでしょう。

特に勝間さんは、既にご自分の立ち位置とかビジネスを確立されている人で、そんな人がカムアウトして得られる何かを目当てに行動したとは考えづらい。むしろ、既存の関係やイメージなど失うリスクの方が多いはずです。

今後経済評論家としての活動の時に、 セクシャリティについてばかり触れられるのは不適切だし、かわいそうなのでは。

→確かにそれはそう。でも、今回は、勝間さん自身がそのセクシャリティ(というか厳密には昔から女性に惹かれていたということと、今女性と交際し同居しているという事実)を公表しているわけだから、その文脈で語られるのはある意味当然。

今後、勝間さんが、全然違う話しているときに「レズのくせに」みたいな発言が出てきたら、そのときにしっかり批判すればいいよね。

増原さんは前のパートナーとの関係を解消したばかりなのに、すぐに公表するのはどうか。

→当人たちが円満な関係を築いているときに、外野があれこれいう場面ではない。

レズビアン業界(謎)には、もっとひどい話、履いて捨てるほどある。メリッサ・エスリッジとかね。

といっても、わたしは、元カノとの距離の置き方については、個人的には「こうした方がいい」みたいな考えを持っていて、それは、多分わたしじゃなくてもみんな持っているから、それを今この機会にご開陳大会となっているのだろうけど、そういうのは、自分に関係するときだけに適用する倫理感としてもっておけばいい。

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わたしからはこんな感じ。あ、あと「少子化が進むじゃん」とか「前結婚してたのでは?」とか思う人はこっちを読んでください。

note.mu

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ということで、つらつら書いて来ましたが、一番感想としては、何といっても、この歴史的なカムアウトの引き金となった増原裕子さんはマジすごいな、というのにつきます。美形で頭がいいだけでなく、相当の情熱というか行動力があるんだろうな。

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