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#あたシモ

虹の向こう側

オバマ大統領、LGBTのシリア難民を優先して受け入れると発表

photo by Thomas Hawk

ISIS(ダーイッシュ)として知られるテロリストグループは、イラクとシリアで、「ソドミー」を犯したとして、ゲイ男性を公然と処刑してきました。トランスジェンダーやも暴力の標的になっています。既に多くの人々がシリア国外に脱出しているなか、シリアのLGBTコミュニティも、自らの命を守るため、多くが難民として国外脱出をしています。

この難民を受け入れるため多くの国が名乗りを上げていますが、その受け入れには難民の中でも特に弱いものが優先されます。女性、子ども、障がい者、そして、暴力の被害にあった者などがこれに含まれます。

本日アメリカは、LGBTのシリア難民も、これらの優先されるべき層に含めると発表しました。カナダとイギリスは、一足先にLGBTのシリア難民を、優先して援助されるべき層に含めています。

ホワイトハウスの広報官ジョシュ・アーネストは、500人のLGBT難民を受け入れるようにという要求は退け、「LGBT難民の割当や受け入れに人数などは決めない 」ものの、「LGBT難民を”もっとも攻撃されやすい存在”」として扱うと語りました。

http://www.washingtonblade.com/2015/12/08/white-house-no-quota-but-priority-for-lgbt-syrian-refugees/

アメリカは合計で10000人のシリア難民を受け入れると約束していますが、いくつかの共和党州では知事はその計画に反対し、「難民を州内に入れない」と発言しています。

セクシャリティーは目に見えないので、見過ごされがちですが、彼らの体験する危険はリアルなものです。アメリカ・イギリス・カナダなどが、LGBT難民の立場を理解して、優先して受け入れるとしているのは素晴らしいことだと思います。

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