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虹の向こう側

歴史を変えた映画『ワンダーウーマン』!強く美しい女性ヒーローの物語(ネタバレあり)

Wonder Woman

ずーっとずーっとずーっと待っていた映画『ワンダーウーマン』全米公開の初日に観てきましたので感想です!

映画『ワンダーウーマン』あらすじ

現代のパリ。ルーブル美術館のアンティーク部で働くダイアナ(ガル・ガドット)は、メールで送られてきた第一次大戦時に撮られた古い写真を見て、過去に思いをはせる。

少女だったダイアナは女性戦士ばかりが暮らすアマゾン族の島セミスキラの姫だった。アマゾン族は、神ゼウスによって、人々を戦いの神アレスから守るために作られた種族である。アレスは戻ってこないと信じている母親は、ダイアナが戦いの訓練をすることを禁じるが、いつか必ずアレスが戻ってくると信じる叔母はダイアナに密かに訓練を施す。ある日、一機の飛行機が海に不時着する。溺れていくパイロット(クリス・パイン)を救うダイアナ。スティーブは彼女にとって生まれて初めて見た「男」だった。やがてそのパイロットを追ってドイツ軍が現れ、アマゾン族との戦いになる。アマゾン族は勇敢に戦い、ドイツ軍をやっつけるが、銃などを持たない彼女たちの犠牲も大きく、叔母はダイアナをかばって命を落とす。

ドイツ軍はなぜスティーブを追ってきたのか?問い詰めると、スティーブは自分はスパイであり、ドイツ軍の秘密をロンドンまで運ぼうとしていたことを告白する。長く続く戦争の裏に、戦いの神アレスの影響を見たダイアナは、「自分がアレスを殺し、人類を戦争から救わなければ」という使命にかられ、スティーブと共に人間界に戻ることを主張する。

映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレあり)

正直言ってスーパーヒーローものは苦手なのですが、ワンダーウーマンは面白かったです!特に、ダイアナが海に不時着したスティーブを救うシーンや、アクションシーンは非常にワクワクしました。あと、アマゾネスたちが訓練を重ねるシーンは本気で上がりました!ダイアナをトレーニングしてくれるおばさんが、ドイツ軍との戦いで、ダイアナを守って死んでしまうのだけど、そのあたりの師弟愛の描写は百合っぽい読み方もできる感じ。

このおばさんも素敵なのだけど、何より、ワンダーウーマン/プリンセス・ダイアナ役のガル・ガドットがかっこよすぎてもうねー!ガル・ガドットはミス・イスラエルで、その後軍隊にも入っていたらしく、抜群のスタイルでガンガンぶちのめす感じにノックアウトされました。もっともっと動く彼女を見ていたかったです。

↑このテーマソングも好きッ!アクションシーンで流れた時はアガりました!

もっとも、個人的にはかすかな不満も残りました。

まずは、ダイアナが人間社会でウブすぎるところ。もちろん、これは「若かった頃のアタシ」回想設定だし、アマゾネスの島を離れて、はじめて人間という存在に触れた頃のワンダーウーマンを描いているため、ある意味しかたないのですが、ダイアナがちょっと世間知らずすぎるんですよね……。日本版の予告が「天然系」とか書いてて一部叩かれてましたが、確かに映画のなかではそんな雰囲気のコミカルな演出がかなりあるんですよ。

ワンダーウーマンって「強さ」が半端ない分、この世間知らずな描写でバランスが取られてるのかもしれませんが、個人的にはもう少しハードコアなキャラでもよかったかな?と思いました。『ゴースト・イン・ザ・シェル』の少佐とかその点はよかったなぁとか一瞬遠い目。

二つ目は「ロマンス描写」。いやね、いいんですよ。わたしだって「ダイアナに彼女を作れ!」なんて言いません。男性との恋物語があること自体はいいんじゃない?と思いました(世間的に売れてもらわないと困るし!)。でも、もっともっとアクションが観たかったわたしは、ロマンスシーンがちょっと多すぎる気がして、その分もっとキック・アスなアクションを増やして欲しかった。

もちろん、セクシーなシーンも決して「やり過ぎ」なわけではありません。二人が「結ばれる」シーンとか「朝チュン」的演出ですし、最後I love youと言うシーンとかも、初めはよく聞こえない感じでさり気なく、それでいて印象に残るような感じにしてます。それでも、(ワンダーウーマンの強さの秘訣を結局恋愛に求めたいのね……)というそこはかとないがっかり感は残りました。

でも、もちろん、これらのうぶだったり、恋したり……というポイントこそがワンダーウーマンとして歩み始めたばかりのプリンセス・ダイアナの人間的魅力につながっているという見方もできるのですが……。個人的には、ハードボイルドでひたすらに強いワンダーウーマンでもよかったかも……と思いました。

歴史を作ったワンダーウーマン

しかし!

いいんですよ。そんなことは。

ワンダーウーマンは別に完璧な映画ではありません。

それでも、今、このクソみたいな時代に必要だったものをしっかり与えてくれたのがワンダーウーマン。そんな気がします。

これだけの巨額の予算のかかった大作を女性監督(『モンスター』のパティー・ジェンキンス監督)が手がけられたこと自体、歴史的だし、それが(男性批評家にブツブツ叩かれながらも)きちんと興行収入という形で結果を出してくれたことも歴史的。

何より、男の助けを待たず、男の影に隠れてサポートするわけでもなく、自分一人でしっかり強い。自立した女性のスーパーヒーロー像がハリウッドの歴史上初めて描かれたというのはめちゃくちゃ重要です。

そういう意味で、ワンダーウーマンは、これからのハリウッドを大きく変える歴史的なマイルストーンとして語り継がれるのではないかと思います。

その他小ネタ

わたしが気になったのは、ドイツ軍のマッドサイエンティストである女性科学者。この人、顔の半分をマスクで隠しているのですが「どこかで見たことある」。

そう思ったら……ペドロ・アルモドバル『私が、生きる肌(The Skin I live in)』のヒロインのエレナ・アナヤでした!ワンダーウーマンのような「正義!」「神様!」的な真っ直ぐなキャラもよいけど、こういう悪役キャラも好きだわー。

映画『ワンダーウーマン』評価

  • 強い女は美しい度 ★★★★★
  • スカッとアクション度 ★★★★
  • 娘に見せたい度 ★★★★★

映画『ワンダーウーマン』日本公開日

ワンダーウーマンの日本公開は8月25日だそうです。

関係ないけど日本の洋画公開日ってなんでこんなに遅れるんですかね……。早くみんなと語り合いたいよぉー。

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