ゴールデングローブの作品賞をはじめ、高い評価を得ている映画『1917』を観てきました!
監督は『アメリカン・ビューティ』や『スカイフォール』のサム・メンデス!また『パレードへようこそ』(英: Pride)ジョージ・マッケイが主演しています。
邦題だと、やっぱり説明的なサブタイトルがつくんですねw
『1917 命をかけた伝令』あらすじ
1917年4月。
若きイギリス兵スコフィールドとブレイクの2人が、ブレイクの兄も含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、一刻も早く「攻撃を中止せよ」という重要な伝令を届けるという司令を受けた。もしも攻撃中止のメッセージを期限までに届けることができなければ、連隊は敵の罠に、大量に虐殺されることになる。
連隊の場所に行くためには、敵の陣地を通らなければいけない。
様々な危険が待ち受ける敵の陣地に身を投じ、駆け抜ける二人は、果たして時間内に司令を完遂することができるのか?
『1917 命をかけた伝令』感想(ネタバレあり)
ゴールデングローブ作品賞受賞の映画『1917』観てきました!いや〜すごい迫力!ドルビーで観たので耳が痛い…けどこれは絶対大画面で観た方がいい!
— イチカワ❄️アメリカで働くレズ (@yu_ichikawa) 2020年1月14日
イギリス英語が全然聞き取れなかったけどストーリーは超シンプルなのでなんとかついていけた!
その辺りは『レヴェナント: 蘇えりし者』を思い出した
そして思ったこと色々。
— イチカワ❄️アメリカで働くレズ (@yu_ichikawa) 2020年1月14日
何があっても助け合う相棒。自分も彼女とこんな風になりたい。人生で何があっても。どっちかが瓦礫に埋まったり撃たれたりしても絶対諦めないで助ける。
愛の形色々。
戦争は悲惨。非人間的すぎる。
戦争映画見慣れてないので、評価する語彙が貧弱で申し訳ないです。
— イチカワ❄️アメリカで働くレズ (@yu_ichikawa) 2020年1月14日
はー。それにしてもドルビーシアターすごいわ…。座席揺れるしIMAXより迫力かもね。
絆っていいね
わたしは男同士の絆!とかやたらマッチョないノリは嫌いなのですが、兵士たちが何があっても助け合う姿にはグッときました。男同士の絆が好きな人の気持ち、少しはわかります。
昔好きでよく聴いていたHoobastankの曲を思い出しました。
No one else
Will help us to get through
So by ourselves
We'll know just what to do
We are connected
We'll never be alone
We walk together
Forever down that road
You and I
Will share all that we know
So close your eyes
And just let yourself go
We are connected
We'll never be alone
We walk together
Forever down that road
We are connected
We'll never be alone
We walk together
Forever down that road, road
And if you fall behind
And don't know what to do
I promise I'll be waiting there for you
(For you)
誰も俺らのが進むのを
助けてくれない
俺らは俺らだけで
何をやればいいかわかるはず
俺らはつながってる
絶対に一人にはならない
この道をどこまでも一緒に
歩いてく
お前と俺
知ってることは全て分かち合う
だから目を閉じて
思い切って飛び出せ
俺らはつながってる
絶対に一人にはならない
この道をどこまでも一緒に
歩いてく
もしお前が遅れをとって
何をしたら良いのかわからなくなった時は
約束する
お前のことを絶対に待つと
音楽がいい
…言ってもこの映画こんな子供っぽいロックがかかってるわけではありません。クラシカルで雄大なトーマス・ニューマンの映画音楽。素晴らしい。
画面の中は、もうドロドロの兵士が逃げてるだけだったりするので、そんな優雅な音楽流してる場合?とか思うのですが、これが合うんですよね。
画面が美しい
あと、この映画は自然か美しいですね。戦場の周りにある自然が美しいです。突撃する兵士たちの足元には草原が広がり、花が咲いているし、ブクブクの死体が浮いた川には花びらがハラハラと散ります。もろろん、ドロドロの戦場や爆撃で廃墟となった街などもこれでもか!と出てくるのですが、照明弾に照らし出されるなぜかそんな風景も、幻想的で美しく見えてしまうんです。
プロモーションの段階からしきりと「ワンシーンワンショット」撮影の凄さが喧伝されてますが、さすが監督のこだわりというか美学を感じる絵づくりです。
これはぜひ大画面&大音量の映画館で観てほしいですね。筋書きで楽しませるタイプの作品ではなく、この空気感を感じろ!ってタイプの作品なので。
ヒィ!とか、ウワッ!とか、痛てててて…とか、無意識のうちに声を上げながら見終わった後はなぜか癒しを感じました。不思議。
戦争はやっぱり嫌
で、このように画面は美しいのですが、やはりそこに描かれているのは戦争の悲惨さ。痛いし、悲惨だし、人は容赦なく死んでいく。
そこで被害に遭うのは兵士たちだけじゃなくて、赤ん坊や武器を持たない民間人もどんどん家を壊されて追い出されて、食べ物がなくて死んでく……。これで得してる人が一部にはいるのかもしれないけど、基本的に戦争は非人間的だとつくづく思ったし、そのストーリーを美化して終わってはいけないと思いました。
ちなみにどこまで実話なの?
作品の評価とはズレますが、気になるのは第一次世界大戦において本当にこのような伝令は存在したのか?という話。
調べたところ、どうも、サム・メンデス監督がお爺さんから聞いた話を元にしているものの、基本的には登場人物やら筋書きは創作のようです。
『1917 命をかけた伝令』評価
- 美しい度 ★★★☆☆
- 迫力度 ★★★★★
- 話が面白い度 ★★☆☆☆
『1917 命をかけた伝令』日本公開
『1917 命をかけた伝令』は、2020年2月14日(金)公開予定です!