#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

日本で、あ、変わってきたなと思うこと。

一応ほぼ毎年帰国しているが、数年前と比べて日本が変わってきたと感じることがいくつかある。

 
海外からの滞在者にとって、不便極まりないのが、クレジットカードが使える店が少ないことと、無料Wi-Fiがないことだった。
 
しかし、この状況が変わっている気がした。
 
数年前は、Wi-Fi羽田空港にしかなく、ステイの間中一回も街でWi-Fiを使えず愕然とした記憶がある。いたるところに、無料Wi-Fiの表示はあるが、結局日本で通信キャリアを契約していないとダメなのだ。
 
しかし、今回地下鉄やJR、そして一部私鉄でも無料Wi-Fiがあった。まだまだ不完全で、Wi-Fiのない駅も多いし、あっても、遅かったが……。少なくとも、このようにパブリックなWi-Fiが出てきているのは素晴らしい。オリンピックの頃にはもっともっとWi-Fiが街中に普及していることだろう。
 
ちなみに、アメリカではスターバックスマクドナルドなどのカフェ系はもちろん、ショッピングセンター、大規模スーパーなどが無料Wi-Fiを揃えている。NYの地下鉄も、Wi-Fi完備だ。
 
Wi-Fi以外の変化はクレジットカード。少額でクレジットカードを出しても変な顔をされなくなったし、以前はいちいち「何回払いですか?リボ払い?」と聞かれてイライラすることがあったが、今回は全てスムーズ。きっとクレジットカードの利用客が増えて、店も慣れてきたのだろうと思う。
 
これもいい変化。(欲を言えば、電子マネーのチャージがクレジットカードでできる機械が増えるともっと良い!
 
あと、もっと前からだけど、ファーストフードやコンビニに外国人が多いことも、「変わったな」と感じたこと。わたしが日本にいた時は、ここまで外国人の店員がいなかった。
 
駅や道路の案内も、多国語表記になってるし、どんどん変わっていくんだろうな。
 
あと、今回気づいたのは、ほぼ毎回帰国のたびに感じる「日本の生きづらさ」を今の所あまり感じていない。これは日本の変化なのか、わたしの変化なのか。単に、運か。
 
以前は、大荷物を持っても助けてくれない人々とか、電車の中で無言な人々とか、灰色の服に身を包みザッザッと進む品川駅とか見るたびにいちいちうんざりしたが、今回はあまりそう思わない。むしろ、電車やエレベーターのなかで知らない人と気軽なスモールトークをしたり、満員電車のなかで、人々が声の掛け合いをしている場面を見て、暖かさを感じたりした。まあ、それもたまたま目にした一面かもしれないけど。あ、あと、一時期は、日本の子が全員オシャレすぎて怖い!とも思ったが、今回はそれもあんまり感じない。日本の雑誌とか読んでるから目が慣れてるのかな?
 
 
海外に長く住むと、日本が嫌いになったり、逆に大好きになったり、必要以上に美化したり、大和魂とか言いたくなったり…「日本」とうまい距離感を見つけるのがなかなか難しい。
 
 
日本が大好きでも、ずっと帰国していないと、いざ日本に帰った時、感覚がズレてしまい、「浦島太郎状態」とでもいうべきカルチャーショックに苦しんだりする。
 
自分はなるべくそうならないように、定期的に帰り、リアルな日本に触れていきたい。