友達が、結構長くつきあってた彼女と別れた。理由は、「運命の人じゃないから」……。つきあっていた数年間中、ずっと何か違うと感じていたそうだ。でも、変化を恐れて何もできなかった、と。うーむ。
彼女はかなり前にもそんなことをチラッと言っていた。友達の結婚式にお互いの彼女と一緒に出たんだけど、その時「わたしがいつか結婚する時、隣にいるのは彼女ではないと思った」とか言ってたんだよね。ちょっとびっくりしたけど、その後もまぁ普通に仲よさそうなので、順調なのかと思っていたら。
しかしさ、つきあった彼女が「運命の人」かどうかなんて、わかるもんですかね?
本当に好きだなーとか、相性合うなーとか、ずっと一緒にいたいなーというのはわかるけど、「運命の人」っていうコンセプトはぶっちゃけよくわかりません。
わたしにとって「運命の人」は、「見つける」ものではなく、「そうなる」ものです。運命が、宝石だとしたら、キラキラした完成形で埋まってるのを見つけるのではなく、はじめは、それこそ、石ころみたいな「原石」だけどそれを、めちゃくちゃ磨くことで、美しい宝石になる。その、「磨く」作業をおこたって、ちょっと表面を撫でたくらいで、「宝石じゃなかった。違った」とポイしてしまうのは、何か違うと思うんですね。だって、どんな石だって磨けばピカピカになりますからねっ!←あ、友達がそれだったとは思いませんが。
もちろん、磨いた上で、「んーとやっぱりこの石欲しいのと違うわ」ってなる時もあると思うので、それは仕方ないですよね。
とりあえず、恋人がいる=幸せ、ではないし、長く付き合ってる=幸せ、でもない。わたしは彼女の幸せを祈っています。

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