#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

やっぱ、まきむぅスゴいゃ。『同性愛は「病気」なの? 僕たちを振り分けた世界の「同性愛診断法」クロニクル 』感想

わたしのメモ帳には「書きかけ」のままのブログ下書きが大昔に保存されています。ちゃんと書き上げていつか出そう出そう!と思っていたのですが、いつまでたっても、書き上げる余裕がなさそうなので、書き溜めていた状態で、ちょっと未完成なものもありますけど、もう全部出してっちゃおう!ということで、どんどこ出していきます!

というわけで、これ!

もう読んだの1年半前〜って感じで、まじで遅いんですが、出します!

一言で言うなら……→ すごい労作。新書とは思えないボリュームだし、読んだ後もたっぷり考える材料を与えてくれる。これで、840円は安すぎる。買って損はなし!

内容紹介

内容は、「同性愛診断法」クロニクル というタイトルの通り、世界中で行われてきた「同性愛/異性愛」を分けようとする試みについて読みやすく紹介したもの。

まきむぅの頭のよさと、親切さがうまいこと調和して、ものすごくよい感じに仕上がっています。

こんな人におすすめ

「同性愛者なのかどうか知りたい、診断したい」という人にもおすすめなのは、当然なのですが、より上級者というと何ですが「自分自身が同性愛者なのかどうか」と悩む段階を過ぎた人も面白く読めるでしょう。

百合のリアル』を読んで、「初心者向けすぎた」と感じる人がいるかもしれませんが、そういう方も、こちらは是非読んで欲しいです。あ、もちろん『百合のリアル』はものすごく目配りの効いた名著ですよー。こちらもレビュー書いてないので、今度書きます。

こういう系の本は「作者に興味があって読む」パターンがあると思うのだが、この本は、牧村朝子のファンでなくても読める。それでいて、といっても、まきむぅが完全に背景に埋もれているわけではなく、書き手の情熱はところどころにほとばしっているため、読み終わるとすっかり「まきむぅ」のファンになっているという感じ。

皆のレビュー

お前のレビューだけでは信用できぬ、という方へ。

みやきちさんの書かれたレビューも紹介しておきます。

『同性愛は「病気」なの? 僕たちを振り分けた世界の「同性愛診断法」クロニクル 』(牧村朝子、星海社新書)感想 - 石壁に百合の花咲く

Amazonのページにも、いくつかレビューがあるので、ぜひご確認ください!