ペンシルベニア州に住むシャーリー・エリスさんが、6歳の娘のレイラさんに「パパがトランスしていくことについて」話した時の動画が話題になっています(参考記事)。
シャーリーさんとマロリーさんは、結婚して3年。今年のはじめにマロリーさんがトランスジェンダーであることをカムアウトした後、シャーリーさんは理解を示し、家族一緒にマロリーさんの性別移行を支えていくようになったとのこと。
シャーリーさんは、娘のレイラさんと一緒にミルクシェイクを買いに行くという口実で、父親のトランジションについて説明することに。会話の途中で「これは動画に撮らなきゃ」ということで、携帯電話で撮影を開始し、娘のレイラちゃんとの会話を続けました。
会話の概要は以下の通り。
「で、パパって『彼女』なの?」
「そうよー、どんな気持ちになる?」
「GOOOOOD!」
「いい気持ちになの?」
「そう!わたし、男の子みたいになりたい!」
「男の子みたいになりたいの?ママは、女の子としてとても幸せだし、このままでいようと思うけれど、パパは男の子として幸せじゃないのね。だから……わたしたちは、パパが、自分の頭と体が本当の自分だと感じる人間になるのを手伝おうとしているの」
「それが、女の子なの?」
「そう!だから土曜日にパパとママがデートに行った時、新しい女の子の洋服と、メイクアップも買った。これからパパは、お化粧もするし、女の子の服も着るし、髪の毛も伸ばすかもしれない。……これについて、どう思う、ベイビー?」
「GOOD!」
「大丈夫?」
「うん」
「パパはいつでも同じ人間で、ずーっとあなたのパパだってこと、わかる?」
「うん」
「パパの新しい名前についてはどう思う?」
「(笑顔で親指立てポーズ」)
「好き?カメラを見て、パパに、思うことを言ってくれる?」
「よい気分!」
「パパのこと、好きか言ってくれる?」
「パパは『彼女』なの????」
「パパは『彼女』なの!」
「パパー!大好き!もしもパパが『彼女』でも…パパ大好き!!」
んもう。愛らしすぎる。そして、シャーリーさんの、ごまかしのない説明の仕方にもハッとさせいられました。
レイラさんの驚くべき理解と心の広さには、おそらくこれまでの育てられ方などにも影響しているでしょう。しかし、「子供だから理解できないだろう」などと思わずにしっかりと説明すれば、子供は驚くほどキチンと理解できるのですね。
この動画を投稿したシャーリーさんは「#hatredistaught」というハッシュタグをいれています。憎しみや偏見は、後天的に学び取られたものなのです。先日、たったのヘイトスピーチを学び、実験が中止になったマイクロソフトの人工知能のことを思い出しました。
動画はこちらからご覧になれます↓
I have been asked several times about how Layla responded to being told about her dad being transgender. I turned my...
Posted by Shalee Olivia Ellis on Thursday, March 24, 2016
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