米最高裁の判決後、フェイスブックはプロフィール写真をレインボーバージョンに変えられる機能を発表。これを使ってプロフィール写真をレインボーバージョンに変更し、祝福を表す人が多く見られた。
これに対して、同性婚に反対する保守派の一部が、自らのプロフィール写真をアメリカ国旗である星条旗バージョンに変更し、対抗している。
Want to counter the Rainbow Flag FB profile pic? http://t.co/kkBq1MCdW4 #tcot #rednationrising #lnyhbt pic.twitter.com/gw69TLUFqp
— Brandon Davis (@Pim_Pen) 2015, 6月 30
@ozarklady76 @LibertyBell1000 @HangEmHigh69 I 'Flagged' my profile pic http://t.co/mifQRKvFP0 pic.twitter.com/So7Rvwts4X
— Jacki Barron (@PatriotJackiB) 2015, 6月 30
この「星条旗」機能は、「右翼ニュース(RightWingNews)」というウェブサイトの機能として公開されており、ウェブサイト上では「レインボーに対抗するため」とははっきり書かれていないが、ツイッター上での広まり方を見ると、確かにレインボーに対抗するためとしてこの機能が使われているようだ。わたしの周りではあまり見かけないため、実際にどれくらいの人々がこの機能を使っているのかはわからない。
しかし、なぜ星条旗なのだろうか?レインボーと星条旗は別に相反する概念ではない。今回の全米での同性婚も、アメリカ合衆国の最高裁判所がアメリカ合衆国憲法に基づく権利だと認め、オバマ大統領も「アメリカの勝利だ」と表現したものだ。これに反対する方法として、星条旗を持ち出すのはなんか変だよね!
今週末の7月4日はアメリカの独立記念日で、星条旗モチーフが街にあふれるシーズンである。個人的にはそんなに「アメリカ的」なことがよいことだとは思わない。しかし、「愛国者」の方々はそんなにアメリカを愛しているのなら、この機会に、何が真に「アメリカ的」なのか、じっくり考えてみるのもいいだろう。
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