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アメリカで働くレズの徒然

CWのテレビドラマ『ブラックライトニング』が面白い!百合もあるよ!

ブラックライトニング 1stシーズン DVD コンプリート・ボックス (1~13話・3枚組)

アメリカのThe CWで放映されているテレビドラマ『ブラックライトニング』の紹介です!

『ブラックライトニング』のあらすじ

「ブラックライトニング」の主人公、ジェファーソン・ピアース(クレス・ウィリアムズ)は秘密を抱えている。2人の娘の父親であるジェファーソンは、犯罪組織に牛耳られた街で若者の避難場所の役割を果たす高校の校長として、今でこそ“地元のヒーロー”だが、9年前までは、彼は別の意味でのヒーローだった。生まれつき備わった電撃を自在に操れる能力を生かして、マスクをかぶった自警団員“ブラックライトニング”として街の安全を守っていたのだ。しかし、何度も命を危険にさらされた上、もう1人の自分が家族を傷つけ悲しませていることを知ったジェファーソンは、スーパーヒーローとしての生活に別れを告げ、校長兼父親という役割に落ち着いた。スーパーパワーを使わずに街の役に立つことを選んだ彼は、妻のリン(クリスティーン・アダムス)とは離婚してしまったものの、娘のアニッサ(ナフェッサ・ウィリアムズ)とジェニファー(チャイナ・アン・マクレイン)が大人の女性へと成長していくのを見守ってきた。9年が経ち、犯罪と戦う日々はすっかり過去のものとなった…とジェファーソンは思っていた。だが、犯罪と堕落が野火のように街に広がり、彼の大切な人々が100(ワンハンドレッド)という犯罪組織に狙われていることを知り、ブラックライトニングはついに戻って来る――家族とフリーランドの人々を守るために。

引用元:ブラックライトニング<シーズン1>|ワーナー・ブラザース

『ブラックライトニング』の感想

一言で言うと面白いです!気に入りました!

『ブラックライトニング』がカバーするいろいろなトピック

『ブラックライトニング』はスーパーヒーローものなのですが、結構現実の世界に沿った設定なので、スーパーヒーローものに慣れていない人でも人でも入り込みやすいです。

  • 黒人スーパーヒーローもの
  • 思春期の子育てについて
  • 仕事と家庭のバランスについて
  • 元妻との関係について
  • ギャングと犯罪について
  • セクシュアリティについて
  • 人種差別について
  • 若者の薬物乱用について

多様なキャストがGOOD!

もう一つ、わたしがこのドラマが好きな理由が、メインキャラクターに有色人種が多いということです。

だいたい、アメリカのエンタメって、ハリウッド映画を初めテレビドラマでも、まだまだ白人中心なのが現実です。少しずつよくなってきてはいませんが、主要なキャストが白人のみということは、よくあります。一応非白人を配役していながらも、だいたい彼らは友達役とかの脇役なんですよねー。←そんで戦闘シーンとかで初めに死にがち。

でも、『ブラックライトニング』は違います。

そもそも、主人公が黒人一家ですし、黒人が多い街を舞台にしているので、有色人種の割合が多めです。

レズビアン役が自然!

『ブラックライトニング』は、人種にとどまらずセクシュアリティの面でも多様です。

家族の中で上の姉のアニッサはレズビアンです。レズビアンもたいてい脇役で、だいたい初めに死ぬ運命にあるんですが、アニッサはがっつりメインキャラです。また、既に彼女は家族にもカムアウト済みで、彼女もいます。(彼女が家族にカムアウトした時は沈黙が続いた…という回想シーンがありますw)

そして、アニッサがドラマの中で出会う女の子グレイス・チョイはアジア人!バイみたいだけど、すごくキュートな描き方されてます。演じているのは、ベトナム系カナダ人のシャンタル・トゥイです。

こういう、サイドストーリーにがっつりレズビアンロマンスが絡んでくるのは『プリティー・リトル・ライアーズ』や『スーパーガール』もそうなのです。これらのようなドラマでは1人のキャラクターのセクシュアリティの目覚めやカミングアウトが丁寧に描かれてました。それはそれですごく意味があります。でも、なんていうか、もうそういう段階を超えた、既に普通に当たり前に彼女がいたり別れたりしてるレズビアンキャラっていうのもすごい必要だと思ってて、『ブラックライトニング』のアニッサってまさにそういう感じなんですよね!わたしは気に入りましたー。

日常に溶け込んだソーシャルジャスティス

さらに、わたしがすごく好きなのは、『ブラックライトニング』には、スーパーヒーロー以外にも、正義をもとめて立ち上げる人々の姿が描かれている点です。

警察の暴力に立ち向かうブラックライブズマター運動などは作品の中に描かれていますし、そういう作品全体を流れる「正義」を求めている感じが好きです。もちろん、何が正しいことなのか?と葛藤する場面もありますけれど。

まあアヴェンジャーズとかも言ったらそういう話だと思うんだけど、あっちは「アメリカ軍隊の正義」って感じでなんかあんまり共鳴できないのよね。

音楽好きの目線でも楽しい!

ブラック・ライトニングのもうひとつよいところは、音楽です!R&Bやヒップホップなど中心ですが、古いものから最近のアーティストまで、ブラックミュージック好きならたまらないラインアップです。

Black Lightning Soundtrack - Season 1 & 2 on Spotify

また、役者としてミュージシャンが登場しているのも見逃せません。ギャング100のヘッドであるトビアス役として、ラッパーのクロンドン(Krondon)、さらにトビアスのボスであるレディ・イブとしては、ジル・スコット姐さん。いや〜!悪役はまってます!歌手がアクターやるって結構最近多い気がしますね。Siaとかもよいヴィラン役できそうです。

『ブラックライトニング』の評価

  • 萌える度  ★★★☆☆
  • 考えさせられる度 ★★★★★
  • キック・アス度 ★★★☆☆

というわけで、いろいろな視点から見て楽しめる『ブラック・ライトニング』ぜひ観てみてください!

日本でも、ネットフリックスで観られるようです。

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