ルービックキューブ、解けますか?何も見ずにしゃしゃしゃしゃっとキューブを回して解いていくの、かっこいいですよね!
実は、このルービックキューブ、最近ではパズルの枠を超え、スポーツとして確率しつつあります。公式のルービックキューブではできない、高機能なキューブを使っての高速揃えや、片手揃え、さらには、目隠しをしての揃え、最小手数で揃えるなど、様々な競技があります。
ネットで検索すると、なにやらすごい人達が10秒以内)とかそういう人がザクザクいて、高レベルで会話をしているので、ちょっと怖気づきますが……。
- 正しいキューブを使う
- 正しい手順を覚える
- 正しい回し方(指使い)で回す
この3つを守って練習すれば、結構速くなります。
ということで、今回は、ルービックキューブを速く揃えるために、おすすめのキューブを紹介します。別にものすごく速くなれなくても、ちょっと速くなるだけでも、気持ちよいですよ。
公式ルービックキューブ
おそらく誰もが一度は遊んだことがあるのではないでしょうか?ルービックキューブと言えばまずはこちらの公式キューブ。ハンガリーの建築学者エルノー・ルービックが1974年に考案したものです。その後特許を取得し、全世界で人気になったルービックキューブ。今では全世界で3億個以上売られているそうです。このように伝説的なルービックキューブなのですが、機能面で見ると、公式のルービックキューブはイマイチです。
まず、回すのに力が入ります!しかも、ひっかかりまくります……。シリコンスプレーを入れて回すことで、ぐっと回しやすくなるようですが、それでもやっぱり回しやすいとは言えません。
後から紹介する非公式なルービックキューブ(商標の関係で、ルービック社以外のキューブにはルービックキューブという名前が使えないので、スピードキューブや、キューブパズルと呼ばれています)の方が、性能が上で、しかも値段が安い(ことが多い)です。
普通のルービックキューブしか触ったことがないという人は、まず以下のスピードキューブのどれかを買うことをおすすめします。わたしも公式ルービックキューブをいくつか持っていますが、ぶっちゃけスピードキューブの方が全然楽しいです!MoyuのAoLong V2というモデルを初めて触った時の感動は忘れられません。少し大きめでずしっとしていますが、クルクル周りまくる!それから公式ルービックキューブを触る気がなくなりました(汗)
DaYan(大雁)
2004年にパズルデザイナー包大庆がうんだブランド。ZhanChiというモデルは、世界記録を叩き出し、公式のルービックキューブしか回したことのない人が触って驚愕する!というものでした。長らく定番だったZhancChiは、今でも使っている人がいますが、最近ではもっと高性能なキューブが出ています。
また最近ではGoHungというモデルも人気です。しかし、DaYanはパッケージがダサい(汗)また、キューブの真ん中に「头」という毛筆体のロゴが入っているのですが、個人的にはこれもはじめ微妙でした。慣れればかっこよくみえるんですけどね。
DaYanのステッカーレス(シールが剥がれてこないように、プラスチックに色がついたタイプ)のZhanChiを持っていますが、部品と部品がしっかりくっついていない場所があるなど、少し作りがチープな気がします。通販で買う場合、一つ一つ検品している信頼できるショップで買うのがオススメです。
また少しねじれた状態で回そうとすると、すぐに部品がはずれてしまいます。
ただよい点としては、様々なサイズのZhanChiがある点です、通常のルービックキューブのサイズ(57mm)に加え、55mm,50mm,47mmなど、一回り、二回り小さいサイズが揃っているので、可愛いし、手の小さい人にはオススメかもしれません。
Moyu(魔域)
2013年に登場したMoyuは、現在もっとも人気のキューブメーカーなのではないでしょうか?Moyuは中国のメーカーで、多数のモデルを精力的に発表しています。またパズルデザイナーを全面に押し出したウェブサイト作りも独特です。
モデル名は、WeiLongやAoLongなど、中華テイストバリバリ。そしてロゴもばっちり漢字な感じ「魔域文化」です。うーん。慣れるとこの漢字のロゴがかっこよく見えてくるから不思議。
Moyuはさまざまなタイプのパズルを発表しており、いろいろな種類を集めても面白いですね。一見どれも同じキューブに見えるのですが、少しずつ回り方やコーナーカッティングのやりやすさに違いがあります。Moyuを人気にしたのは、WeiLongというモデルでしたが、他にも、人気のモデルが多数出ています。
AoLongは古くなったとか言われますが、スタンダードですし、値段もお手頃ですし「迷ったらまずはコレ」という感じでもいいんじゃないでしょうか?わたしはスピードキューブに興味ある友達にプレゼントする時は、まずAoLongをあげます。お値段お手頃だしwただ、AoLong V2はAoLong V1とくらべて0.5mm大きいので、小さめサイズが好きな人は別モデルの人がよいかもです。
Qiyi(奇艺)
Qiyi(奇芝)は2最近メキメキ実力と人気伸ばしている新興の中国のキューブメーカーです。特にサンダークラップというモデルが人気で、「Moyuよりよい!」という人々もいます。
わたしは、サンダークラップではない、安価なモデルを使っていますが、今のところ個人的にはQiYiのキューブが「サクサク」していて一番回し心地が好きです。「トロトロ」っとした少し重めでなめらかな回し心地のMoyuのAoLongと「スルスル」っとした軽めの回し心地のGANの365の中間くらいという感じですかね……。
Maru
MARUという名前からすると、日本のメーカーっぽいのですが、こちらは台湾メーカーです。ほんと、キューブパズルの世界では中国やメーカーが強いですネ。
GAN CUBE
GAN CUBEは、現在、ナンバーワンと言われている高級キューブGAN365シリーズを作っている中国メーカーです。また、他社メーカーが、モデル名やデザインに中華感バリバリなのに対し、こちらはちょっとモダンな印象です。AirとかついてMacっぽいですよね?中心の
その名の通り、本体も、回した感じもものすごく軽くてサクサクです。
こちらは、キューブマニアがこれまでDIYでやってきたような改造を取り入れ、回すときの引っかかりをほとんどゼロにするなど、超高品質なキューブなのが特徴です。キューブと一緒に、テンションを調整ためのツールもついてきます。DIYでいろいろいじりたい人にも満足できるキューブではないでしょうか。世界チャンピョンのフェリックス・ゼムデグスが使っているのもこちらのキューブです!
V-cube
Vキューブは、ギリシャのキューブメーカーです。
普通に四角いクラシックタイプのキューブも作っていますが、丸みを帯びた「ピロー型」フォルムと、ふかふかしたさわり心地を持つキューブを作るのが特色です。形もVっていうロゴも、めっちゃ可愛い♥
しかし、上に上げたような中華系キューブと比べると、速度や回しやすさに関してはダメみたいですね。なので競技用ではないですが、デザイン性が高く、かわいいので、コレクションのなかに、ひとつ持っててもよい感じです。
ルービックキューブの潤滑スプレー
KURE [ 呉工業 ] シリコンスプレ? (420ml) [ For Mechanical Maintenance ] 潤滑・離系剤 [ 工具箱の必需品 ] [ KURE ] [ 品番 ] 1046
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ルービックキューブ用のスプレーもありますが、一般的にはホームセンターなどで買えるシリコンスプレーで代用できるようです。
このときに重要なのは、「シリコン」であることです。KUREでも、有名な556とかはダメです!わたしも適当に自転車のチェーン用のオイルを刺したら、キューブが激重になって、ひとつキューブをダメにしました。しくしく。
ルービックキューブとポップカルチャー
ルービックキューブが出てくる映画の紹介です。いろいろなシーンでルービックキューブが使われていますが、大体においてキャラクターの優秀さを示唆するために使われている印象があります。
『幸せのちから』(原題: The Pursuit of Happyness)
事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれたが、最終的には成功を掴んだ実在の男性、クリス・ガードナーの半生を描いた作品である。インターンに選ばれるために、当時流行していたルービックキューブを数分で解いてみせる、という重要な場面で使われています。
ウィル・スミスは実際に、ルービックキューブを1分以内で揃えられるそうです。
『ウォーリー』(現代:WALL-E)
ピクサー/ディズニーによる名作アニメ、ウォーリーのなかにも、ルービックキューブが登場します。汚染しつくされた未来の地球で、ガラクタを片付け続けるウォーリー、ある日古いルービックキューブを見つけますが、解くことはできず、大事にしまっておきます。その後、新型のマシンEVEが現れた時、彼女はルービックキューブを一瞬にして解いてしまうのです。
『アメージング・スパイダーマン』
オタクっぽい高校生だが、実はスパイダーマンなピーター・パーカーは寝室にルービックキューブを持っています。
ルービックキューブが出来る有名人
ジャスティン・ビーバー
ジャスティン・ビーバーは人気テレビ番組「カープールカラオケ」でルービックキューブを解きました。やるね!
ルービックキューブが好きなラッパー Logic
ラッパーのLogicは、ルービックキューブが好きで、フリースタイルをしながら揃えたり、いろいろなパフォーマンスをしています。30秒くらいで揃えられるみたいです。またLogicのコンサート会場では、ルービックキューブが売られていました。
ルービックキューブはこんな人におすすめ!
手持ち無沙汰な人
最近、アメリカで、ADHDの人たちに人気なのが、手元でかちゃかちゃ押したり回したりして遊べる「フィジェットキューブ」と呼ばれるのですが……。「無限プチプチ」とか「ペン回し」に近いものがあるかもしれません。
カチャカチャ音を立てたりすることで、手持ち無沙汰を解消し、ストレス発散が可能。ルービックキューブにも同様の効果がありそうです。
メカニックなカチャカチャ音が好きな人
わたしは、プラスチックのたてるカチャカチャした音が大好きです。キーボードとかもカチャカチャ気持ちよい音が出るやつが好き。
そんな人にとって、ルービックキューブを回す音や感触は、たまらなく快感だと思います。モデルによって「シャカシャカ」だったり「スパスパ」だったり、いろいろな個性があるのも、癖になります。
世界に通じる趣味が欲しい人
ルービックキューブは最近ではパズルというよりもスポーツとして発展を遂げています。しかも、言葉の壁がありません。大会に出場するのもよし、留学の時にひとつ持っていくのもよし。ルービックキューブはきっとあなたの輪を広げてくれることでしょう!
頭の体操をしたい人
ルービックキューブは、空間認識能力などを高めてくれると言われています。また、ある程度記憶力を必要とするので、そういう点でも、脳の刺激になることは間違いないでしょうね。そして、タイムを測って解く時は、集中力が要求されるので、そういう意味でもよさそうです。
また、キューブのタイムを縮めるためには、しっかり練習していくことが必要になるので、「努力」の大切さを知るという点で、お子様にもおすすめです!
とにかく楽しい、ルービックキューブ、あなたもはじめませんか?
ルービックキューブの次は、これにも挑戦!
ルービックキューブ(3x3x3)のパズルはもうマスターしたよ!というあなたも、ご安心、この世界には、もっともっと難しいパズルが山ほど生まれています。
こちらはまた改めてご紹介します!