ロサンゼルスに引っ越してきて驚いたことのひとつが、様々な国の料理が食べられること。しかも、移民が作ってるからかなり本格的!イタリアンとかフレンチなんていうのは逆にアメリカナイズされていてイマイチだったりするが、韓国料理、中華料理、カンボジア料理、フィリピン料理、タイ料理、ベトナム料理、インド料理、他にはエチオピア料理とか、珍しいものもあって、高級レストランとは言いませんが、いろいろマジで美味しいんです!
そんななかで、今日は私が気に入ってる料理のひとつイスラム風中華料理(Islamic Chinese Cuisine)を紹介したい。
これは、中華料理の多いエリアにある店で、香港系の友達に教えてもらうようになって行き始めたんだけど、今日久しぶりに行きましたー!はじめ、わたし「イスラム?中華?」ってちょっとピンとこなかったんだけど、中国の西部には回族という多くのイスラム教徒がいることから、発達した食文化なのだとか。ほう……。調べると基本的には北京料理の影響を受けた調理方法で、ただ調理方法や材料などが、イスラム教的に食べるのOKとなっている「ハラール」というルールに則っているそうだ。←ユダヤ教でいう「コーシャー」みたいな感じなのかな。
レストランのなかは、いかにも中国人っぽい客に混じって、ヒジャブ姿の女性や、アラブ風の装飾などが目立つ。そして、レストランの看板などには、イスラム教のシンボルである「緑色」が使われている。ふーむ。確かに「中華世界」と「イスラム世界」が交わっている不思議な空間だわ……。
メニューを見てみると、まあ中華料理なのだが、目立つのは「ラム肉が多く、豚肉がない」こと。他にもシーフード系が少ないなどの特徴があるよう。そして、アルコール類もないっ!(汗)
ラム肉が大好きな私は、ラム肉のグリーン・オニオン炒めをいつも頼む。大体こういう中華料理は、大人数で来ていろんな料理を頼むのがいいのだが、今日は彼女と二人きりだったので……。
彼女は牛肉のグリーン・オニオン炒め。 グリーン・オニオン炒めなのに、微妙に使われてる部位が違う……。
これを、ご飯でなく、ごまパンと一緒に食べていきます。ご飯でもいいんでしょうけど。ごまパンは薄焼きのと厚焼きのがあります。これはどうも中華料理のものみたい。味はかなり油っこくて濃いめ。ヘルシーではないかもだが、うまい! ビール欲しくなる。
Wikipediaによると、こういう清真料理の店は、ロサンゼルスに数軒ある他、サンフランシスコには一軒しかないんだとか!サンフランシスコのチャイナタウンが全米一の規模であることを考えると、これは結構意外な少なさ。回族というのは、中国人のなかでも少数民族であることを改めて考えさせられる。
ロサンゼルスで「もうインアンドアウトもファットバーがーもウマミバーガーも食べたしピンクベリーも食べたし、コギもキングタコスもエッグスラットも食べたしピンクスのホットドッグも食べたしローリーズでステーキも食べたし海辺で蟹も割ったし素手でザリガニも食べたし、カリフォルニアロールもベニハナも食べたッ!」という人は、ぜひ、こういう移民の街だからこそ食べられる料理を食べてみてほしい。
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