ネタバレされる前に早く観て！コミカルなミステリ『ナイブズ・アウト』はマジ面白い！

まったく事前の知識なく観た『ナイブズ・アウト（原題：Knives Out）』控えめに言って最高だったので、激推しレビュー書きます！

映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』あらすじ（ネタバレなし）
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』感想
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』評価
- ロッテン・トマトで超高評価！
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』日本公開
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』概要

映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』あらすじ（ネタバレなし）

NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビーが85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見された。名探偵ブノワ・ブラン（ダニエル・クレイグ）は、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。

パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎や秘密が明らかになっていく。一体誰が犯人なのか？

探偵が懸命に犯人を突き止めようとする一方で、ハーランの親族たちは彼の死やその真実よりも、彼の遺言状の方に関心を向けていた。彼らの関心は「ハーランの莫大な財産は誰の手に渡るのか」という一点にあった。

映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』感想

文句抜きで、面白かったです！

まず俳優陣がめっちゃイケてる　！

ちょっと変な名探偵を演じる主演のダニエル・クレイグ（『007』シリーズ）。金持ちのボンボンで甘やかされた孫息子を演じるクリス・エヴァンス（『アヴェンジャーズ』）。大富豪の看護婦役のアナ・デ・アルマスがめちゃくちゃ可愛いです。しかも性格がよい役柄なので、好きになっちゃいました。

ちなみに、ダニエル・クレイグとアナ・デイ・アルマスは『007/ノー・タイムトゥー・ダイ』でも共演しています。こちらではどんな顔を見せてくれるのか？楽しみです。

あとは、『13の理由』のキャサリン・ラングフォード、『IT／イット “それ”が見えたら終わり。』のジェイデン・マーテル、『サムワン・グレート -輝く人に-)』『ゲット・アウト』『ストレイト・アウタ・コンプトン』のキース・スタンフィールドなど、勢いのある若手俳優もたくさん出演していました！

殺人ミステリだけど、軽いノリ！でも嫌味じゃない

『ナイブズ・アウト』はハーラン・スロンビーが死んでいるところが発見され、その死の真相の謎に迫る…という話です。こう書くと、結構シリアスに聞こえるのですが、この映画のアンダー・トーンは一貫して、少しコミカルです。またそのユーモアもひねくれたものではなく、楽しめました。

脚本もすごい。どんでん返しがスゴイ（ネタバレ抜き）

『ナイブズ・アウト』で一番スゴイな！と思ったのは脚本ですね。

大富豪の死は本当に自殺なのか？聞き取りの結果、家族のほとんどがハーランと揉めていたのに、それについて嘘をついていることがわかり、一体誰がハーランの死に関係しているのかという「謎解き」仕立てなのですが、実はかなり早い段階で「謎」はあっさりと観客に明かされます。少なくとも、「観客はそう思わされます」。そんなにあっさりと何が起こったのか見せてしまっていいのか？と思うと「それを隠す必要」も見えてくる。なかなか珍しい構図で、「おお！」と思わされました。

脚本・監督のライアン・ジョンソンは「アガサ・クリスティのような脚本を書きたい」という構想のもと、この作品を作り上げたそうですが、「いかにも」という感じです。

ミステリー、特に本格推理小説小説が好きな人には特におすすめです。