#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

【フォトレポート】LAプライドのパレードを観てきたよ!

いよいよ、ウエストハリウッドでは行われるTLGBの祭典「LAプライド」パレードの日が来た!LAプライドのイベント自体は、金曜日から開催しているものの、盛り上がるのは、やっぱり土曜と日曜。特に、日曜のパレードは、フェスティバルに参加しない人も見に来るためかなり大きなイベントなのだった。

わたしたちも、パレードを歩く友達の応援に行くことに。

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オートバイに乗ったレズたちが爆音とともに駆け抜ける迫力たっぷりの「Dykes on Bikes」で幕を開けたパレード!

ウエストハリウッド市、市長、あとは政治家、警察官、消防士、おなじみのフロートが登場!

アジア太平洋系、アルメニア系、ユダヤ系などの団体もあれば法律系のネットワークや、裁判支援を訴えるフロートも。

最高裁判事の格好で踊ったりしながらアピール。

あとは、熊系のプライドや、レザープライド、ゲイバーの宣伝フロート。

目の保養にどうぞ。こちらは、ミッキーズ。

↑アビー

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デルタ航空、メイシーズ(デパート)ウェルスファーゴや、バンクオブアメリカも出ていた。ここら辺は昔から出てるよね。

ウェルスファーゴは、最近、レズビアンカップルの登場するCMを、地上波で普通に流している。←もともとYouTubeで観てはいたんだけど、テレビで観た時はお!っと思えた。ちょっとホロっとくる感じ。ゲイな場所に出てきてゲイ向けの広告出すというのはやりやすいと思うんだけど、ゲイの登場する広告をメインストリームのチャンネルで流すのは偉いと思う。

パレードの周りにはペプシやコカコーラのサンプリングも出ていて、相当スポンサー料で儲かってるんだろうなーという感じ。←ま、かなり昔からLAプライドはそうですが。

LGBTへの寛容をアピールするキリスト教のフロートも目立った。

「差別しない教会もあります」ということ。わたしは無宗教なので、ここらへんピンとこないが、キリスト教で育った人にはこのような教会の存在は大切なんだろうな。

映画『マジックマイク』の続編の宣伝のために、フロートが出ていて、なんとそこには……チャニングテイタム様ご本人が!

白いTシャツがチャニング。レインボーのリストバンドを身につけて、わかってらっしゃる!昔、ゲイ雑誌の表紙を飾ったり、テレビのバラエティー番組で本気の女装したりと、チャニングって意外と親しみ湧く存在。好き。

わたしが今回一番注目していたのが、こちら!

ミッキーの顔の形がかたどってあるの、わかるかな?

そう!これはウォルトディズニー社の公式フロートなのである〜。

↑胸に書いてあるよー。

ディズニー社の従業員約250人が 歩いている。参加者の子に聞くとこら、社内で参加者希望者が多すぎて全員は参加できなかったのだとか。

BGMはプライドパレードにふさわしいメッセージのものを、ということで選ばれ、わたしは知らない曲もあったのだが、そのうちの一曲は、『Frozen(アナと雪の女王)』の、「Love is an open door(とびら開けて)」。わたし、この曲大好きだから、うれしかった!

キャラクターこそいなかったものの、ミッキーのマークはキチンとフロートに掲げてあるし、ダンスと振り付けも入って、ディズニーらしい楽しいフロートになっていた。

ディズニーは、今年の七月にフロリダのディズニーワールドで職場をLGBTフレンドリーにするためのワークショップを開くということもニュースになっている。あと、ディズニーワールドのプレジデントは、オープンなゲイなんだってね!知らんかった。

日本の東京ディズニーランドでの同性挙式の際も、本社が寛容な姿勢を見せたと読んだ。子供をジェンダーの枠にはめるのに多大な責任があると、批判されることも多いディズニーだが、多様性の課題に本腰を入れて取り組む姿勢を示している。影響力の大きい企業だからこそ、よくも悪くも人々の注目の的になるディズニー。応援したい。ディズニー映画に同性同士の恋愛が描かれる日はくるのか?ちょっと想像していた。

ここ数年LAプライド本体からは心が離れつつあったんだけど、パレードのこの雰囲気はやっぱり好きだなぁ。炎天下に数時間晒されて、疲れたけど、行ってよかった!