#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

犬のいる生活

今犬を預かっている。わたしは犬と住むのは初めてだ。

子供の頃は、親はちっともペットを飼ってくれなかった。小学生のいる時、妹と一緒に子猫を見つけたことがある。可愛くてたまらない子猫。庭にこっそり置いて、ミルクなどをあげていたのに、親にバレて「捨ててこい」と言われた。妹と二人で泣きながら猫の入った箱を持って歩き回った。それで、どうしたんだろう?もう覚えてない。でもとても悲しかった。途中で出会ったおじさんがニヤニヤ顏で「猫、ちゃんと捨ててこれた?」と声をかけてくるので、ムカついた。←これは今思い出しても悲しい。子猫、本当に飼いたかった。

中学生になり、犬が飼いたくて飼いたくてたまらなくなった。「犬の性格図鑑」みたいな本を眺めては、しつけの方法から性格まで熟読し、「この犬を飼う!」と決め、親に「いい子にしてるから犬飼って!」と懇願していた。しかし、親はまったく飼ってくれる気配がなかった。

そんなある日父親が同僚から譲り受けて来たのは……猫じゃんー!

一見アメショー風だが、ペルシャ猫とのミックスなため、ちょっとロングヘアで、ぬいぐるみのようにもこもこ……。初めの数日、家族から全速力で逃げまわっていた猫を見て「大丈夫かぁ?」と思った。しかししばらくして家に慣れるとめちゃくちゃ可愛くなり、一気に人気ものに。家族全員猫の魅力にメロメロに。わたしもすっかり猫派に鞍替えしたのだった。わたしがアメリカに来てから数年、その猫は寿命で天に召されたが……。その後もわたしはずっと猫派を貫いていた。

チーズスイートホーム(1) (KCデラックス モーニング)

チーズスイートホーム(1) (KCデラックス モーニング)

↑チーに似てたうちの猫。

しかし、今回思った。

犬ってめっちゃ可愛いな!←

今預かっている犬はチワワとヨークシャテリアのミックスで、雑種なのだが、英語だとチョーキー(chorkie)と呼ばれている。日本語ではあまり見かけなかったが、アメリカでは人気の雑種らしい。ビバリーセンターでチョーキー売ってたとか。

これまでも、知り合いの犬に対して「可愛い」と思ったことはあったのだが、側にずっといると、また違った可愛さである。顔とかじゃないんだよね。側に寄ってきて遊んで遊んでーと言ってきたり、見上げてきたり、一生懸命喜んでたり、逆に叱られると焦って目を反らしたり、感情豊かでものすごく人間ぽい。

人の前で鳴いたりすると、人目を気にして焦ったり、しつけようとしたりしまうのも、まるで子供がいるような感覚。思い通りにならくてイライラしたり、「しつけ方針」で様々な考えがあったりするのも子育てと似てる気がする。……って子育てしたことありませんがね。

しかし、だからこそ、軽い気持ちでペットを飼ってはいけないなーと改めて思った。

短い間だけど、よろしくね、犬ちゃん★