#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

マッドマックスのオリジナル版を観た

傑作と大絶賛する声とボイコットの声が渦巻く『マッドマックス 怒りのデスロード 』だが、同監督による、オリジナル版を観た。

マッドマックス(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [Blu-ray]

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「マッド」になる前のマックスを演じるメルギブソンが若くて可愛い!古い映画だが、そもそも外国だし、世紀末的な設定なので、さほど古さは感じない。改造車やバイクが出てきててぶっ飛ばすシーンは健在。あーこーゆーの好きな人は好きそうって感じ。

この映画では、メルギブソン演じるマックスの妻と子供がならず者たちに狙われるシーンがあるが、それがものすごーく嫌だった。

子供にソフトクリームを買うため、夫の元を離れ、車で店に行く妻。そこでニヤニヤとたむろしているならず者たちに絡まれる。妻はここでならず者たちに一撃を食らわして一度は逃げ出すが、こーゆーシーンがいくつもあり、「女子供は、男に守られていないと危険」ってゆー感じがねぇ。しかも、これに似たことが現実に起こってるんだよねぇと思うと……。

アクション映画なんだから、割り切って楽しめばよいのだが。わたしは今現実に起こっている女性への暴力のことや、過去の怖い体験などを思い出してしまってあまり素直に楽しめなかった(もちろん、これはわたし個人の感じ方であって、この映画を楽しむ女性やフェミニストもたくさんいるだろう)。

この映画のファンからしたら、マッドマックス新作『怒りのデスロード』はさぞ裏切られたように感じるンだろうな。

でも、やっぱり、わたしは新作『怒りのデスロード』の方が何倍も大好き‼︎


マッドマックス(一九八九年・オーストラリア) 監督:ジョージ・ミラー 評価:★★☆☆☆

作品としてどうこうというより、個人的に苦手なストーリーなのでこの評価(すみません)。改造車やカーチェイス、バイクなどが好きな人は要チェック!