ガザでの虐殺が止まらない。毎日のように悲惨な状況が流れてくるなか、米国政府に支払っている税金がこの虐殺を可能にしていることが心苦しすぎる。米国政府や政治家に対して意見を届ける、というのもそうだし、少しでも自分の生活のなかでできることはないかと考えている。そんななかでXのとりとるさんが、ナーブルスソープのことを投稿されていたので、興味を持って自分も買ってみることにした。
ナーブルスというのは、パレスチナ・ウェストバンクにある古い街で、大昔から石鹸が作られてきたのだという。「おじいちゃんの代から石鹸作りをしている!」というような家族経営の石鹸工場がたくさんある。この地域の名産品であるオリーブオイルを原料として、昔ながらの製法で作っているので、自然派の製品が好きな人にもおすすめできる。
石鹸を買うことがどの程度パレスチナの人々の助けになるのかわからないが、やはり「産業」を助けるというのは意味があると信じたい。またどうせ石鹸は買っているので、同じ買うなら、巨大グローバル企業をこれ以上儲けさせるより、スモールビジネスや、自分が支援している人にお金が届くように使いたい。
わたしはこのサイトでソープボックスというセットを買ってみた。
https://palestiniansoap.coop/en-jp
これは、ナーブルスにある様々な石鹸メーカーの詰め合わせで、ラクダ、トラ、鍵、ダチョウ、など様々なロゴがある。手作り感あふれる感じで、工場で生産された画一的な商業製品とはまた違う雰囲気がある。
動画を見ると、現地での石鹸作りの様子が少し伝わってくる。
またホテル夢向けなどによりソフィスティケートされたラインもあって日本ではこちらが主に売られているようだ。日本人に受けそうなのはやはりちょっと小綺麗なパッケージだと思う。
ナープルズソープは、日本語のサイトもあるし、Amazonでも購入ができそうだ。
昔、アレッポ石鹸を使ってた。アレッポもシリアの地名で、内戦で街が破壊されたと聞いて悲しかった。アレッポの石鹸は、ゴツゴツとして無骨だが味のある形と、外が茶色で中は緑という感じや、オリーブオイルのしっとりする感じも好きだった。ナーブルスソープも、オリーブオイルを原料に作られているので、使用感は似ているのかもしれない。ナーブルスソープは茶色いアレッポ石鹸に比べて、白色に近い。届いたら使ってみてまた感想を書こうと思う。