最近『殺人を無罪にする方法』と同じプロデューサー&脚本家ションダ・ライムスが手がけた『SCANDAL 託された秘密』を観ています。
主人公オリビア・ポープの「デキる女ファッション」が素敵!
あらすじ
ワシントンDCにある、危機管理専門の弁護士事務所、「オリビア・ポープ&アソシエイツ」。政治家をはじめとする国のエリートたちのパブリックイメージを守るため、スキャンダル封じに奔走するオリビア・ポープ(ケリー・ワシントン)とスタッフだが、実はホワイトハウスと隠された関係が…?
徐々に明かされるスタッフたちの過去とは…?
感想
同じションダ・ライムスのシリーズである人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』は観たことないのですが、さすがに売れっ子の作るドラマは面白いっ!こちらもすっかりハマりました。
『殺人を無罪にする方法』の後に観ているため、類似点が多いのは気になります。敏腕黒人女性弁護士事務所を舞台にしているところや、毎回出てくる事件を解決しながらも、長めのミステリー山ほどラブストーリーが徐々に浮かび上がるところ、場面切り替えで街のモニュメントを使うところ、キャラクターたちの過去や人間臭さが徐々に見えてくる手法など。
あとは、『殺人を無罪にする方法』の時も感じたのだけど、マイノリティの書き方がよいのよね。黒人女性と白人男性のロマンスシーンが多かったり、テレビドラマにありがちな「マイノリティからどんどん殺されていく」感じがないので、すごく安心して見てられます!作り手の属性(性別や人種)によって作品の質を決めつけるようなプロファイリングはあまりしたくないのだけれど、多様性への目配りやマイノリティの公正な描き方と言う点においては、やはり作り手の経験がかなりものを言うのかもしれません。
ションダ・ライムスについてはこちら。
ションダ・ライムズ: すべてにイエスという年 | TED Talk | TED.com
結婚を選ばず、一人で子供3人を育てているそうです。かっこよい。
しかし、アナリースやオリビアのような敏腕弁護士、さらには大統領のような強く優秀な人間でも、人間である限り性欲や淋しさはあるものなんですよね。あたりまえなんだけど、このドラマを見てるとつくづくそんなや人間の性(サガ)について考えさせられます。ふとした瞬間にそれらに負けて判断を誤ることがないとはいけませんからね。そこが人間味でありドラマに深みを与えているとも言えますが、やっぱり情にほだされる可能性は少なくしておいた方が良いんじゃないかなーと思ってしまいました。
てか……想像したくないけど、オバマ大統領やミシェルにもそんな人間的な一面とかってあるのだろうか……きっとあるんだろうけど、あーあー知りたくない。
そうそう、ワシントンDCを舞台にした『SCANDAL』では、アメリカ政治や選挙の話が出てくるんですよね。
今月にはオバマ大統領が去り、トランプの就任が予定されているアメリカ。現実の政治を見るのがウンザリなので、ドラマだけ見てたい気もします。ま、ドラマの中の政治家も充分汚いんですけどね。
やれやれ。
SCANDALが終わったら、ずーっと観れてなかった『ハウスオブカード』でも観ようかな!
Netflixで観られるオススメの法廷サスペンス&犯罪スリラードラマがあったら教えてくださいネ!