#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

相手のことがどんなに好きでも、つらい気持ちになるなら、やめたほうがいいよねと言う話

photo by Shena Pamella

久々に恋愛話。

恋愛って基本的に、自分のコンフォートゾーンから出なければ進展しないので、誰かを好きになったら必然的に「つらさ」は伴うものだと思っています。

相手にどう思われてるのかな?とか、相手のことをもっと知りたいとかそーゆー願い次第、かなり切実なものだと思いますし、万一思い通りにならない場合は、自分を否定されたような気持ちになります。つらいし、怖い。

そーゆー未知の何かとか不確定要素に対して感じるつらさって、克服するべきもの。怖いけど、相手をデートに誘ったり、気持ちを伝えて、待つ……なんてことは、片思いから抜け出して相手とリアルな関係を築くためには必要不可欠です。

でもね。恋愛…というか人間関係においては「我慢してはいけないつらさ」ってのもあります。それは、相手が自分を尊重してくれない故に感じるつらさ。具体的には以下のような兆候は、赤信号。

  • デートの予定をすぐ変更する。

自分の都合のよい時だけ連絡してくる 。チャットでも携帯でも、こちらからのメッセージを無視したりするくせに、何か欲しいとか何か知りたいとかそーゆー時だけ連絡してくる。

  • 自分の話したいことだけ話し、こちらの話は聞いてくれない。

例えば、自分の仕事や恋愛の愚痴ばっかり延々と話すので、聞いてる方は疲れてしまう。しかもこっちの話はまったく聞いてこないので、こちらが悩んでいる時に相手が聞いてくれる気もしない。

  • 利用されてる気がする。

例えばクラブに行こう!というので車で迎えに行ったらクラブの中では別の子といちゃいちゃしてばかりで結局その子と帰ってしまった。試験前に突然ノート貸して!とか。いきなり家泊めて!とか。

まあ他にも色々あるとは思うけど、こーゆー相手と接し続けてると、心の奥に 段々 「つらさ」が雪のように降りつもってゆく。そんで、 これ系のつらさは、我慢してはいけない。

そーゆーつらさを感じる相手やシチュエーションからはさっさと離れないと。

「好き」だけじゃ解決できないこと

そんな時、「いや、でもあの子のこと好きだから」と、「わたしたち愛しあってるから、頑張る!」的な思考回路になっちゃう時があるんですが、これ系のつらさは好き嫌いの問題じゃないのね。自分を尊重してくれない相手からの「好き」なんてのは、口あたりだけよくて体をむしばんでいくジャンクフードのような代物。

結局、いくら相手が好みだとか、可愛いとか、恋愛的に「好き」って気持ちが強くても、自分を尊重してくれない相手から雑に扱われることを許容してしまうと、じわじわ自己評価が下がってますますつらくなる。その対処療法として「自分も他人を雑に扱う」術を身につけたりすると、もう見事な不健康スパイラルの完成!

ここまで来てしまうと、好きな人との関係だけじゃなくて、周りの他の人との関係もどんどん悪くなってしまいます。(T_T)

結構自分も情に流されやすいタイプなので、女の子との関係性においては、無駄に我慢したり、頑張ったりしてきましたが、今ならわかる。「ああゆうつらさからはさっさと逃げるべきだった」と。

「幸せ」になるために

幸せの定義は人によって異なりますが、わたしが考える「幸せ」は、恋人の有無や、つきあっている期間の長さや、友達の人数などでは決まりません。恋人がいなくても、周りに信頼できる友達や、打ち込める仕事や趣味があって、満たされた生活をして自分は幸せだと感じている人は幸せだし、美女や金持ちとつきあって、人も羨むような豪邸に住んで毎週パーティをしていても、パートナーをいつも疑っていたり、自分に自信がなかったりして不幸だと苦しんでいる人はいます。幸福感のためには、健康な(=肥大していないレベルのw)自尊心が必要だし、そのためには、自分のことを尊重してくれない人からは距離を置くことが必要なんだと思います。