こんにちは!カリフォルニア在住のブロガー、イチカワユウ(@yu_ichikawa)です。今日はドナルド・トランプが女性について発言した言葉を集めた動画を紹介します。
ざっと、紹介すると、こんな感じです。
頭からっぽ
いぬ
デブのぶた
胸が平らな女性が10(最高の女)になるのは難しいだろうね。
彼女のあの太ったブサイクな面を見てご覧。あんな顔に投票するやつなんているかい?
彼女は背が高くて、美しい。彼女は頭がおかしいけれど、それは些細なことだ・
子供は好きだよ。面倒を見るつもりはないけれど。お金を払い、女性が子供の面倒を見る。
彼らがなんと書こうが知ったことじゃないよ。彼らが若くて、キレイなおしりを持っているならね。
キミがひざまずくのを見るのは素晴らしい眺めだろうな。
女性たち…彼らのことはクソのように扱わなければならない。
いやーひどい。
他にも、ドナルド・トランプの過去の女性差別的な発言については、こちらで読めます。以前からこういう発言が問題視されてきた人なんですよねえ。
こういうミソジニー丸出しの暴言をテレビで放言するような人間が大統領候補でいつづけるなんて……と思いましたが、日本にもいましたね、こういう政治家。
共和党からトランプが嫌われる理由
さて、興味深いのは、今回の動画が、共和党の特別政治活動委員会(スーパーPAC)によって作られたものであるという点です。
共和党の候補者として出馬しているドナルド・トランプですが、実は、政治の経験がなく、不動産業やテレビタレントとしてやってきたドナルド・トランプは、共和党の上層部や政治家たちからは支持されていないのです。
実際、ドナルド・トランプが訴えている政策の多くは、小さな政府を目指す伝統的な共和党的な保守派のものではなく、保護貿易や公共事業を推し進めるなどむしろ大きな政府的なものが多いと言われています。
また、ドナルド・トランプは実は、ニューヨークのエリート階級の一員であり、リベラル系のメディアとも親しい関係を保っています。ヒラリー・クリントンにも巨額の寄付金をしていて、ヒラリー夫妻はトランプの結婚式に出席してるんですよね。
そういう理由で、実は共和党はドナルド・トランプの大躍進を非常に苦々しい思いで見ているわけです。保守系のメディアを見るとよくわかります。共和党主流のルビオが撤退を決め、穏健派のケーシックも激弱いなか、ドナルド・トランプの対抗馬として残ったのは、「ガチなキリスト教右派」でヤバい感じのテッド・クルーズのみ。どうなるのかね〜。
罵倒しなくても、差別者は差別者だよね
さて、「うちらは、トランプとは違う!」アピールに躍起になっている共和党なのですが、実際に共和党候補の掲げる政策を見てみると、結局LGBTに対して差別的だったり、女性差別的だったり、反移民的だったり。
えーっと。
上辺はジェントルマンぽく、キレイな言葉を使っているのだとしても、結局本質的に差別的な政策を支持しているのなら、結局のところ同じですよね。
大統領選挙初期で撤退した候補者に、ベン・カーソンという、ものすごいエレガントな物腰の脳神経外科医がいたのですが、その彼とトランプを比べた風刺画が面白かったので紹介します。
トランプ「俺様はバカバカしいことを大声で言う!」
カーソン「私は馬鹿げたことを穏やかに言う」
もうカーソンは選挙戦を撤退してるけど、こういう「エレガントな差別者」っているよねー。そういう「エレガントな差別者」が「下品な差別者」の下劣さを批判しても、究極のところ、差別者は差別者なんだと思います。
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