#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

偉い人に「休みなさい」って言われなきゃ休めないのか

Snow

【言い訳】これは、今の日本の「常識」から離れた自分が思うことであって、もしも生きている時代や国が違っていれば、わたしも全然違うことを思っていた可能性はある。それに「誰もが皆こう思うべき!」って言いたいわけでもない。それにしても結構びっくりしたので、書く。

大雪でしたな。

そんでもってリモート勤務の指示が出た企業だったり、それができずに出勤して、ラッシュに巻き込まれたり、っていうニュースが飛び交ってまして。

blogos.com

こんな記事が出てたりもしてたんですが、わたしが思いっきり違和感を感じたのがここ。

それから一般社員。黙ってるんじゃない。我慢してるんじゃない。一致団結して上司なり経営者なりにかけあえよ。台風や大雪がくる。このままだと帰宅時は大混乱になる。だから今日は出社をやめるなりもっと早くに帰宅命令を出すべき、と。

なんだろうなー。一般社員が頑張るべきところってそこなのか?と。

この記事に対して違和感を覚えたので、いろいろ見ていたら、批判として「リモート勤務できる仕事ばかりじゃない」的な批判も出てたりして、ホントさらにびっくりしちゃったんだけどさ。

大雪が降るとか、台風が来るって分かってても、出社禁止とか、帰宅命令とかがでないと、「今日は自宅勤務します」だったりリモート勤務の規定がない企業であれば、「上司や経営者にかけあう」のもよいけど、もっとシンプルに、「今日は休みます」ってできないのか……そっか……ってね。公共交通機関が麻痺するくらいの大雪なら、自宅で仕事するなり(できる仕事なら)、休んだ方がよっぽど合理的だと思うんだけど、そういうことができる社会ではないの?ってね。

いや、出来る企業もあるだろうけど、なんかネットでいろいろなコメントとか見てる限り、まずは「企業が」対策しろ、とか「政府が何か言え」みたいな感じで企業批判はあるんだけども、個々のスタッフについては、「上司に逆らったら首になりかねない」から、会社がそういう対策をしない限り「出社するのはしょうがないよね」という感じに読めた。

大雪で帰宅困難が予想されるのに帰れない人々の嘆き 「国交省がビシッと言えばいい」「電車も運休宣言して」 | キャリコネニュース

帰宅困難を避けるために「出社しない!」と選択をする人もいるが、なかなかそうはいかないのが現実。

大雪でも出社する関東民が「日本の闇」と話題 「帰宅困難」にならないためには… | ニコニコニュース

とかね。わたしとしては、なぜ「なかなかそうはいかない」のか詳しく知りたいのだけど、どの論考でも、サラッと流されてるところを見ると、これが日本社会のリアルなのかな?と思った。

そう言えば、3.11の後も、社員を出社させるかさせないかで企業の対応が割れたよね。そんで、出社されられた側の企業で働いていた人が、今でも恨みがましそうなことを言ってたりするけれども、そこで自主判断で休むって出来なかったのかーっていうのがすごく興味深い。

プレミアムフライデーとかにも感じた違和感なんだけどさ。

仕事なんだから「結果」を出すのは当然の前提だけど、しっかり結果を出しているなら(そして、オフィスにいなくても仕事ができる環境にあるなら)、金曜日早上がりするとか、天気の悪い日はリモート勤務とかもっともっと自由にできたらよいよねーと思った。

働き方改革ってそういうところも含まれてるんじゃないかと。

今、現実はそうじゃないかもしれないけど、「そうなったらよいよね」っていうお話でした。