最近気に入っている、アーティスト、アンダーソン・パック(Anderson.Paak)について紹介します。
※もともとは「アンダーソン・パーク」と表記していましたが、「パック」の方がより発音に忠実なので、リライトしました(2017年2月)。
バックグラウンド
アンダーソン・パックは1986年2月8日に、ロサンゼルス郊外のオックスナードにて、韓国生まれでアメリカに養子としてやってきた母親と黒人の父親の間に生まれました。父親はアンダーソンが7歳の時に刑務所に行くことになり、10年後には母親も収監。
以前はサンタバーバラにある大麻農場で働いていたそうです。その後突然解雇され、アンダーソンは妻と幼い子どもを抱えてホームレスに……。ええええ。しかし、そんなアンダーソンに救いの手を差し伸べたのがシャフィーク・フセイン。シャフィークが行き場のないアンダーソン・パークの家族に住居を提供し、アシスタントとして雇ったことで、彼は窮地を切り抜けることができたそう。なんかよい話や〜!
アンダーソン・パックは、ミュージシャンとしてはそもそもはドラマーであり、アメリカのオーディション番組出演者のドラマーとしてテレビ出演経験もあります。みるみるうちに頭角を表し、ジャネイ・アイコのツアーに同行したり、ドクター・ドレのアルバム『コンプトン』に参加したりしています。2016年に1月にはドクター・ドレのレーベル、アフターマスエンターテイメントと契約しました。ヒップホップアーティストとして、この成り上がり方は、まさにアメリカン・ドリームといえますね。
2014年に『VENICE』、2016年には『MALIBU』というアルバムを発表しています。アルバムタイトルはすべてロサンゼルス近郊のビーチの名前で、LA愛が感じられるアーティストです。
音楽性
音楽のジャンルを表現するのは苦手なのですが、アンダーソン・パークの音楽性はヒップホップというより、ネオソウル……という感じなのでしょうか?
ここ数年、ヒップホップのなかでもEDMと融合したような感じが人気ですが、アンダーソン・パックはもっと生バンドよりで、音もオーガニックな感じです。ブルースとかジャズっぽさが強いのかな?
ケンドリック・ラマー(アンダーソンは、ケンドリックに声が似ている気がする!)、ジ・インターネット、ジャミロクワイなどが好きな人は一度聞いてみてください!独特のハスキーな声が可愛いです。
日本語紹介記事
他にも、アンダーソン・パックについて日本語で紹介している記事がいくつかあります。