#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

いつものシラチャソースが入手困難な理由

Huy Fong Foods, Inc. - Srirachaの熱い唐辛子ソース - 28ポンド

最近、シラチャソースがない。どのスーパーにいっても品切れである。

「シラチャマヨネーズ」とか「キッコーマン製のシラチャ」とか、タイ製の「OXマークのシラチャ」とか、類似品はあるのだが、うちらにとっての「いつものアレ」であるHuy Fong Foodsのシラチャソースがないっ!

ということで、調べてみたところ、昨年のメキシコの干ばつが影響して、シラチャソースの原料である唐辛子が不足しているとのこと。

昨年秋に一部の生産が再開されたものの、供給量に限りがあり、生産に影響を与え続けており、また、いつ唐辛子が入手しやすくなるかは不明で、Huy Fong Foods社曰く「いつ供給が増えるかは予想できない」というのです。マジかー。

Tapatio サルサピカンテホットソース、10オンス。

今のところ、我が家では、メキシコ系のタパティオソースと、OX印のシラチャ(タイ製)を使っています。タパティオはメキシコ系のホットソースで、南カリフォルニアだとタバスコよりもよく見かける印象。OXのシラチャは砂糖が入っていて、少し甘みがあり、Huy Fong Foods社より酸味が薄い。シラチャを食べ慣れてない人には食べやすい味かも。

とにかく、この唐辛子不足によるシラチャ不足はいつまで続くのか。はやく慣れ親しんだシラチャが食べたい。

もうすぐプライド月間!ディズニーのプライドグッズを紹介しながら、企業が「プライドに協賛」することの意味について改めて考えてみた

Disney Pride

ども!アナハイムのディズニーランドでプライドグッズを見てきたイチカワユウです!すでにツイッターではいち早く報告したんですが。もう少し詳しく書いたので、よかったらブログも読んでいってください。

写真はディズニーランドとカリフォルニアアドベンチャーから出てトラム乗り口前にあるお土産屋さんにあったコーナーです。

レインボーミッキー耳。欲しい。

マーベルもスターウォーズもプライドグッズありました。

Twitterで教えていただいたのですが、日本国内ではスターウォーズやマーベル系のプライドグッズが少ないようです。プライドコレクションを買うだけなら、ディズニーの公式オンラインストアshopDisneyで購入可能なので、よろしければチェックしてみてください!日本への国際配送もしています(ディズニーの回し者ではありませんw)。店舗よりも品数多いですが、なにげに店舗にしかないグッズもある気がしました……!気のせい?小さめのパースとか、パステルカラーっぽい薄地のパーカーとか……やっぱ、現場で買っとけばよかった……

Disney Pride Collection | shopDisney

商品タグには、売り上げから寄付をしていることについて説明がついています。

特設サイトでは世界中の寄付先が公開されています。日本語の特設サイトもあり、詳しい寄付先についてもディズニーが日本語で発表しているのでご覧ください(PDF)。

ディズニーの姿勢は寄付に留まりません。ディズニーは、フロリダ州の「Don’t Say Gay Bill(通称「ゲイと言うな」法案:学校でSOGIEについて教えることを禁止する法案)に反対を表明したことで、デサンティス州知事知事に目をつけられ、デサンティスとの訴訟やフロリダへのオフィス移転計画が白紙化するほどの事態にまで発展してます(参考記事)。

www.atashimo.com

また、ディズニーが以前から映画の多様な表象に取り組んでいることは有名です。ディズニー社内でもLGBTに限らずインクルージョンに対する取り組みをしています(参考記事)。そういうトータルでの活動を見て、ディズニーのプライドって「推せる」んですよね。

プライドの意味

プライドって別に6月にロゴをレインボーバージョンにすればいいってな話じゃないんです。

期間限定のレインボーグッズ出してくれててかわいい〜とか、「上辺だけプライド」って、もう今の時代、見抜かれちゃうと思うんですよ。

虹色のグッズ作ってるけど、その先で何やってるの?

なんかお金儲け&ふわっと意識高い系のイメージアップだけで終わってない?

「う、うちはLGBT団体に寄付してるから……」ってところもあると思います。いいですね!この資本主義の社会について、お金ないと結構何もできないので、寄付するのってすごくいいと思います!。けど……その協賛してる団体ってどこですか?最近は当事者団体を名乗りながらも人権保証に反対したりする反動的な存在もあったりします。だから「LGBT関連活動に寄付してます」って「だけ」ではいまいち信頼できません。しっかり、何の活動をしているどの団体を支援してるのか公開してほしいです。

企業ができることは「寄付」以外にもできることはたくさんあります。プライド月間以外にも、顧客・取引先・普段働いている社員のなかにクィアがいることを想定できてる?ハラスメント研修の内容はLGBTQをカバーしたものになってる?スタッフの同性パートナーの扱いどうなってる?性別移行したいスタッフがいた場合の扱いどうなってる?社内の結婚祝とか出産祝いとかがヘテロ中心主義に陥ってない?とか。

「プライドを祝う」ってそういう地味な日々の積み重ねの延長にあるんですよ。

以上、この姿勢含めてディズニーを応援しているのであり、単に「6月に虹入りのグッズをつくればいい」ってもんじゃないんですよね。

プライドシーズン、各企業はプライドの意義について、改めて考えた上で「コミュニティを利用するだけじゃない」企画をしっかり考えて実行ほしいです。

皆さんの見つけた「イケてるプライド企業」もよかったらコメントで教えてください!

おまけ: ディズニーも完璧ではないって話

今回、ディズニー絶賛!のような流れになってしまいましたが、もちろん、ディズニーも完璧な企業ではありません。特に、近年労働問題で告発が起こされているのが気になります。

2018年のディズニーの労使交渉では最低賃金15ドルが合意されましたが、実際の賃上げ実施は2021年となりました。しかし、その後急激なインフレーションと物価の上昇により、今ではディズニーワールドがあるフロリダ州オレンジカウンティでの生活費から考えると時給$18.85は必要Living Wage Calculator - Living Wage Calculation for Orange County, Floridaという計算です(単身世帯・子どもがいない場合)。ちなみに、ディズニーランドがあるカリフォルニア州オレンジカウンティでは同条件で$23.66が必要。

人気企業のディズニーで働きたい人が多いため、ディズニーはこれまで比較的安い報酬でも人材を見つけることができてきていました。しかし最近は、パークでの従業員(キャストメンバー)が「長時間労働と低賃金」に不平を訴え、集団訴訟や、賃上げを求める運動などを起こしています(参考記事)。フランスではパリのディズニーランドではストライキによりパレードがキャンセルされました。再度のストライキも予定されています(参考記事)。

www.atashimo.com

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実写版『リトル・マーメイド』観てきたよ

The Little Mermaid [12 inch Analog]

こんにちは、イチカワユウです!実写版『リトルマーメイド』全米公開日にIMAXで観てきましたよー。

ボケてて予約したのと別な劇場に行ってしまい、アプリでチケット見せたら「ここじゃありません」と言われて大慌てで別な映画館に車飛ばして、汗だくでダッシュしてIMAXのカウントダウン中にギリギリ着席して観ることできました。ふぅ。ちなみに劇場はほぼ満席。

実写版『リトル・マーメイド』感想

感想!面白かったけど、やっぱり元のストーリーが古くてそれにまつわる限界があるよね。メインとなる恋愛ストーリーに色々ツッコミどころがありすぎる。

なんだろ。アリエルとエリックの恋愛って、『アナ雪』でいうならアナとハンス的な薄っぺらさでは?お互いのことを何も知らんのでは?3日でキスまで行かせてそれは真実の愛なのか?とか。色々考えちゃって

それでもこの作品が皆の心をつかむのは、違う世界への憧れや、「属性によって決めつけちゃいかんよね」みたいな話とか、「親からの自立」とかのサブテーマが刺さってるんだろうな。

特にクィア(に限らずさまざまな少数派で、多数派から誤解されがちな存在)な目線から見ると、色々共感ポイントがあるのがアリエルの世界。

多数派とは違う自分のその世界に焦がれ、憧れる気持ち。

多大な犠牲を払ってでも「その一部」になりたいと願う気持ちと、皆の前で正体が暴かれ、誤解されて、拒絶される絶望。そして改めて「完全な変身」を遂げた後でめでたく結ばれる…とかめちゃくちゃ自分ごととして読んじゃうクィア多い気がした。

パートオブユアワールドは、自分の受け入れてくれる世界を求めるクィアの歌、みたいな考察をしている人いたけど、わたしはこの歌、正直「自分達の世界が欲しい」というより「メインストリームに受け入れられたい」と願っているから、ま、確かにクィアがめちゃくちゃ共感できる曲ではあるけど、微妙に方向性が違うよなぁとか思ったり。

ジェンダーとかセクシュアリティのことだけじゃなくて「アメリカに憧れてた」とか、社会階層の話でもあり得るし、そんな風に他の世界に焦がれた経験がある人にとってはたまらない曲だよなぁ。って……あまり政治的ないみづけはしたくないが……。Part of your world何度聴いても、感情をかき乱されて涙が出てしまうのだが、それは、こういう別な世界への渇望経験があるかによって変わってくるのかなとか思った。

「ありのままの自分を受け入れる」っていうけど、アリエルは生まれた人魚としての姿を捨て「人間になる」ことが自分にとっての自己実現だったんだよね。それを家族の反対を乗り越えて諦めずに手に入れてるのはやっぱり強いし、祝福に値するよなぁって。けど、そのトリガーはやっぱり恋愛であることが必要だったのかなぁ?と色々考えちゃいました。

アースラのクィアネス

リトル・マーメイドのヴィランであるアースラ!メリッサ・マッカーシーがよい感じで演じてました!

実は今回、アースラに関しても色々論争呼んでました。普通にアースラを観てるだけでは特に「クィア」と感じる人は少ないかもですが、彼女は昔からクィアな存在であるとされてきました。彼女自身のセクシュリティがどうこうではなくて存在が、ですね。そもそもアースラのキャラクターって、単にヴィランなのではなくヘテロ規範を前提とした家父長制に当てはまらない反逆者であり、そこがクィアという解釈が昔からなされてました(ヴィランとは違いますが、アナ雪のエルサなどと同様です)。そーゆーのもあってか昔から妙にゲイコミュニティ内で人気が高い気がしてます(あくまで個人的な感覚です)。

さらに今回アースラを演じたコメディアンのメリッサ・マッカーシーはかつてニューヨークでドラァグクイーンのパフォーマンスをしていたことがあり、今回のアースラの演技についてもドラァグクイーンからインスパイアして行ったとハッキリ言っています。

そこまでドラァグが好きでドラァグパフォーマンスからインスピレーションを受けているならクィア当事者をキャスト、またはメイクアップアーティストを起用するべきだったのでは?という批判がなされて、それにアースラのメイクを手がけたアーティストが強く反論するなどの経緯がありました。

確かに最近ではインスパイアを受けた文化の担い手や当事者をきちんと起用して金銭的にも還元するというのはほぼ当然の流れになってきてる気がするので、今後ドラァグに関してもそうなっていってほしいです。今回のウルスラメイクやパフォーマンスがそうと言っているわけではないのですが、一般論として、少数派の文化を消費して真似して、インスパイアされるだけして、実際作って売って賞賛や報酬を得るのはマジョリティのアーティスト…っていう構図はそろそろ変えましょ!

オリジナル曲

ミュージカルなので音楽の話も!実写版『リトル・マーメイド』は実写版アラジンのようにオリジナル曲に加えて何曲か新曲が入ってました。

  • For the First Time
  • Wild Uncharted Waters
  • The Scuttlebutt

わたしが一番気に入ったのはThe Scuttlebuttです!いかにもリン=マニュエル・ミランダっぽい楽曲にオクアフィーナのラップが最高!

あとはお馴染みの曲もバッチリ入ってます!オクアフィーナって声だけで笑い取れるからすごいです。あとセバスチャンが歌ってる曲大抵好き!

「黒人アリエル」について

さてさて、この実写版リトル・マーメイド。主役のアリエル役に黒人シンガーHalle Baileyを起用したことでキャスト公開時から話題を呼んでいました。

ここに触れるか悩みましたが、そこに関してはHalleのキャスティング、完璧じゃない?って思いました。

歌声はもちろんなんですけど、好奇心や愛くるしさ、また声を使わずにエリック王子を魅了する演技も説得力ありました!あとは、こういう目線でどうこういうのは野暮ですが、やっぱりこれまで圧倒的に白人に偏っていたなかで、アリエルに黒人を配役したことで世界中でこれまでポジティブな表象を充分に受けることができなかった子たちへのエンパワメントにすごくなったと思います。「人種関係なくめちゃよかったです」って書きたかったのですが、2023年の今も、アリエルにHalleが配役されたことで持ってしまう、持たされてしまっている意義というのは少なかなずあると思うので、そこは無視したくないなと。

そんな感じです!

よかったら皆さんの感想も教えてください!コメントしてくれたら読みに行きまっす!

Wordle系より自由!! Semantleって英単語当てゲームが楽しいよ

最近わたしがハマってるSemantleSemantleってゲームを紹介します。

ゲームと言ってもゼルダとかとは違う、文字当てパズル系ゲームです。

一時期爆発的に流行って、今ではニューヨークタイムズに買収され、クロスワードパズル並みに人気のコンテンツとなった(と同時に個人開発したゲームがあっという間に買収されるというITアメリカンドリームを体現した)Wordleってゲームがありますよね。今ではどんどんWorldが複雑になったバージョンも出てきたし、今もWordleの結果を律儀に投稿してる人には特定のイメージすらつきつつあるパズルですが(前置き長い)、Semantle系統としてはそのWordleに似ています。ゼルダとかエペとかそれ系ではないです。

秘密の単語を当てるというのはWordleと同様なのですが、Semantleの場合、アルファベットの一致ではなく、意味の一致度をもとに探していきます。

自分の想像した単語を言ってみると、Word2vecモデルをもとに、答えと、自分の想像さた単語間の「関連性の高さ」が数値として出てきます。

100が一番答えに近く、下手するとマイナスになるのですが、その数字をヒントにして、「答え」を探るというものです。

例えば、答えが「ocean」の場合、はじめは全然わからないので、food, lightとか色々入れていって、数値を見ます。foodとかlightだと数値が高くないのですが、waterで高くなるので、え、水?何か水に関係ある?ということがわかるため、drink, cup, rain, riverなど、どんどん入れていって、seaでめちゃくちゃ高くなった時、じゃぁそれに似た単語、ってことでocean?とあてる感じです。

例えば以下は実際のSemantleプレイ途中の画面です。これらのヒントを見てあなたは次に何の単語を想像しますか?よければコメント欄に書いてみてください。

Semantleは時間をかければ答えには辿り着くことは多分できます。しかし、なるべく最小の質問数でスコアを上げるのが面白く、例えば6個までの質問、など区切った上で、何%まで近づけたか?などを競ってる人たちもいます。

わたしは英語が母語ではないのでWordleやクロスワードパズルScrabbleなど語彙や正確な綴りの知識にシビアなゲームって、あんまり楽しくないんですよね。だってアメリカ人とプレイしても必ず負けるじゃないですか?

その点、Semantleは綴りよく知らなくても、「意味」やコンセプトに注目して答えに近づいていけるのと、 特に序盤は水平思考のような視野の広さが要求されるところが楽しいです。

あと、うっかり綴りミスしたことがきっかけで答えにグッと近づいたり、それも楽しい。上のゲームでは、序盤に全然違うことを想定してたんですが、addictiveといれるつもりがうっかりadditiveと入れてしまい、しかもそれが高いスコアだったので、えるえ?ってことで違う角度からの発想に気づけた、みたいなことがありました。

ぜひ一度プレイしてみてください。

Semantle https://semantle.com/

英単語、特に類義語の勉強にもなる気がするので、英語の勉強してる方にもおすすめ。

日本語圏でどこまで流行るか謎ですが、AIとの相性もよく、割とすぐ日本語化されそうです。ChatGPTにルールを教え見たところ、すぐ要領を掴んでくれて一緒に遊ぶこともできました。※けど、同じ単語に対して微妙に違う数値をを返してきたり、ChatGPTが人間らしいボケをかましてくれて、正確性が怪しいのが可愛かった。指摘したら謝られたけど、こーゆーのの正確性って遊んでいくうちに改善されるんですかね?

エブエブがアカデミー賞総なめにして嬉しかった

Onlyzoo Everything Everywhere All At Once [4K UHD]

※このブログ、アカデミー賞の翌日に書いてたのにアップできてなかったので今更ながら上げる。

昨日はアカデミー賞だった。

結果わかった段階でいろいろ言うのは簡単だが、発表前はいろいろな思いに襲われていた。Twitterでは何度か書いてたけど、わたしにとって去年観た映画のなかで圧倒的ベスト1がエブエブこと、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』だった。去年の3月かな?この映画が公開された時「なんかおばちゃん主演の面白そうなカンフー映画?」みたいな軽いノリでろくな予備知識もなく観に行ったのだが、映画館の座席から立てなくなるくらいぶっ飛ばされた。皆が分析してるマルチバースだとか、絵的な奇妙奇天烈さだけではなく、自分というより自分の属するコミュニティ(わたしがメインでソーシャライズしているのは、アジア系アメリカ人のクィアコミュニティ)の中でのこの映画に対する期待度やワクワク度を肌で感じたし、他の映画よりも圧倒的に生でリアルな手触りを覚えたからだ。

何より、これが明確に(単に同性同士のロマンスを描いているというのを超えた)クィアな映画であること、母と娘の関係性や家族間愛情表現の難しさ、カミングアウトと家族の受容について、希死念慮も含む抑うつの乗り越えについて、またまた多くの「アジア系アメリカ人」系エンタメの中では、英語が堪能な語り手による「アメリカ生まれ世代」が主役であることが多いが、この作品が「移民第一世代」である親たちをメインの主人公としていることも、すべてすべて、わたしにとっては「自分ごと」として刺さりまくった。

結局、この作品はわたしにとってパーソナルな思い入れが強すぎて、客観的に語ったり、「評価」なんてすることは不可能。だけど、この作品が圧倒的な面白さを持ち、「アート系映画」「カルト系映画」の枠にとどまらず、まだコロナから回復期にあった米国の映画興行収入でしっかりと成績を残し、様々な賞を獲得していくのは、不思議な感じだった。

去年の映画の枠でいうと、『RRR』や『イニシェリン島の精霊』もよかったし、『ELVIS』がとっても『トップガン』がとってもまあ納得だし、アカデミーの政治的なことを思えば『Fablemans』になっちゃうのかなぁーのかなあなんて思ってもいたが、ひとつだけTARにだけはとってほしくなかった。

明確にクィア女性の登場するストーリーなのになぜこんなに受ける印象が違うのか?と思ってもみたが、やはり監督や製作者と、彼らが題材としたマイノリティたちへの距離というか、「自分たちの物語」を描いているか「芸術的な表現のために利用しているだけ」かどうかってので相当違うんだろうなと思う。

とにかく、本当にエブエブがオスカーの主要カテゴリで受賞しまくったことが嬉しかったし、キャストや製作者たちのスピーチも心にささった。

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