Photo by Tulane Public Relations
CNNの人気ニュースキャスター、アンダーソン・クーパーが「どの候補者に投票するか」を問われ、「投票するつもりはない。レポーターは投票するべきではないと考えている」と答えたことが話題になっています。
ホストのハワード・スターンとロビン・クイヴァースは、この答えに驚愕!
「ええぇえぇえぇえ!!!投票しないの?」
「まるで国民じゃないみたいじゃない!」
「他にどのレポーターが投票してないの?」
「世界には、(リーダーを投票で選ぶという)自由を持たない人もいるのに……」
アンダーソン・クーパーは、過去には投票するべきだと感じ、投票したことがあることを認め、さらに「人々は投票するべきだ」と考えているそう。しかし、自分の仕事は、「質問を尋ねること」であり、だから、どっちかの側についたと感じるのが好きではないし、レポーターとしては、むしろ、(どちらかの側につくことは)積極的に抗うべきものだと感じていると述べました。
アンダーソン・クーパーはゲイであることもなかなかカムアウトしなかったのですが、その際も政治的中立性を保ちたかったという趣旨のことを発言しています。報道人としての彼のプロフェッショナルさは尊敬しますが、その手段として「投票しない」という態度を取ることはどうなんでしょうね?個人的には疑問です。
彼が、報道を通じて民主主義に貢献している自負を持っているのは理解できますが「俺は投票しない!」というある意味選民意識をこうして垂れ流されるとは思いませんでいた。というか、そこまで、自らの持つ影響力に敏感ならば、この「投票しない」宣言の持ってしまう影響力にも思いが及んでいるのでしょうかね?