#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

恋人に「花束欲しい?」と聞いてはいけない

photo by Shandi-lee

セックスレスが原因で別れる!とみんなに宣言したものの、やっぱりやり直すことにしたウリ坊。

早速、彼女と「デートナイト」を企画したらしく、浮かれて惚気ている。

ウリ坊「あのねあのね、車に花売りに来たのね」

↑LAでは、高速の入り口や出口などに、花を抱えた花売りが立っていて、信号待ちの車に窓越しに売りつけてくる。そんな、一日いくつ売れるのかわからない生花を立って売るなんて、儲かるのか?と不思議に思うが、意外に儲かるようだ。ウリ坊カップルの車の横にもそんな花売りが近づいてきたらしい。

ウリ坊「そんで、彼女に『デートだから、花買ってあげようか?』と聞いたらのね。そしたら、『お金の無駄だからいらない』だって!キャハハ!やっぱり、うちら、相性ばっちり!」

「……あはは」←乾いた笑い。

思った。あー、ウリ坊はこーゆー感じで、トキメキはすぐなくなって、レス気味になっちゃってんのかなーと。

あのね、デートの花束は、アメリカでは定番だけど、女の子に「花束欲しい?」と聞いてはいけないと思うの。そうやって聞かれたら、倹約家の子はかなりの確率で「気持ちは嬉しいけど、お金がもったいないからいらない」と言うよね。(Fionaもこのタイプ。あ、それとも、「お金あなたが出すなら買って欲しい」かなぁ?わたしも、多分、花束欲しい?って聞かれたら、いらないって言う。

でもさ、花束って、頼まれたから買うもんじゃないと思うのよ。。初めてのおつかいじゃないんだから。「『彼女が買ってって言われたから買う』んじゃなくて、自分が相手に買いたいから買う」と割り切って花束をプレゼントすればいい。アメリカで、花束ってのは、花の好き嫌いを超えたシンボリックな意味があるので、大抵の場合喜んでもらえる。万一喜んでくれなくても、ドンマイ。きっと目に見えない形で、あなたの気持ちが伝わってるはずと思おう。←ここで、「思ったより喜んでくれない」と拗ねるのは、また別の非モテパターンなのでNG!

もし、本当にお金がなかったり、「花なんて無駄遣いしたら絶対彼女に怒られる〜」というのであれば、道端に咲いてたタンポポを摘んであげるのでもいい。折り紙で作るチューリップでも、ナプキンで作るバラでもいいよ。そーゆー「姿勢」が大事なんじゃないのかなー?

欲しい/欲しくない、役に立つ/役に立たないでいうと、「花束」って、どちらかというと役に立たないし、欲しくない人もいるよね。でもそんな場合でも、「花束」に象徴される「何か」は、関係を続けるうえで疎かにしてはいけないと思っている。