#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

村上龍『THE MASK CLUB』感想

THE MASK CLUB (幻冬舎文庫)


めちゃくちゃ久しぶりに村上龍を読みましたー。

殺された二人の男が、死者の視点から、七人の女による奇妙なSMクラブの謎を探ろうとする話。

……と言ってもミステリーではないし、SMと言っても官能描写があるわけでもない。

いつもの「思わせぶりで断言口調だけど別に中身はないよねー」という村上龍節です。

PTSDとか、それらしきキーワードは散りばめられているものの、トコトン薄い。

だけど、最後とか男をコケにしまくってる感じは面白かった。村上龍は、マッチョなようでいて、どこか男を馬鹿にしているところがある。

THE MASK CLUB (幻冬舎文庫)

THE MASK CLUB (幻冬舎文庫)

今、村上龍について検索していたら、かつて桐野夏生と事実婚状態で、子供もいる!というような記述が複数見つかったのだけど、これは本当なの?

そんな噂は知らなかった。

桐野夏生は大好きな作家です。