2019年の1月、ニューイングランド水族館で、奇妙な出来事が起こった*1。「アマゾンの熱帯雨林」コーナーに展示されていたアナコンダのアナ(8歳、体長3メートル)が出産していたのだ。連絡を受けた生物学者が調べると、3匹の赤ちゃんアナコンダがいることがわかった。
アナコンダの出産自体は珍しいことではない。水族館のような環境でも、アナコンダは出産をしていることが知られていた。もしもオスとメスを一緒にしておけば、一度に何十匹もの赤ん坊ヘビが生まれてしまう。だからこそ、ニューイングランド水族館でも、オスとメスのアナコンダは引き離されており、アナのいる水槽にはメスしかいなかったのだ。
それなのに、どうしてアナコンダのアナは妊娠することができたのか?
実は自然界には単為生殖(parthenogenesis)という現象がある。有性生殖する生物で雌が単独で子を作ることであり、通常卵に精子が入ることによって発生するのに、卵が受精を経ずに発生を始めるケースを指す。
一般的には植物や昆虫でより頻繁に見られるが、トカゲ、サメ、鳥類、そしてヘビでも見られるという。聖書でもイエス・キリストの母マリアは処女懐胎したという記載があり、常識で考えると「そんなはずないよね」と思うが、ヒトにおいても、生命の誕生に至らない程度の単為発生は起こっているという。
ニューイングランド水族館のスタッフは、この発表をする前に、念の為、アナを始めとするヘビのバックグラウンド調査を行い、彼らが確かにメスであること、またアナがかつてオスのアナコンダと接触を持っていなかったことなどを再確認したという。
いや〜、動物って面白いですね!生命の神秘!
アナコンダってメスの方が大きかったり「交尾したオスを締め付けて殺す」というところがスクープになってたりします。
また、アナコンダには、男性性を表わす性的な含意もあります。ニュアンスとしては「黒くて太いアレ」みたいな感じですかね。ニッキー・ミナージュの歌にもありましたね。
なので、必ずしもアナコンダ=強い女性というわけではないのです……。がやっぱりニッキー・ミナージュがアナコンダな感じに見えてしまうなw
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