最近わたしの住むコンドミニアムで泥棒が増えているという話をした。
わたしの住むコンドミニアムで泥棒が多発している - #あたシモ
一階の住人は窓ガラスを切られて侵入され、三階の住人は天井からロープを使って侵入されたのだとか。
それに関して、また続報のビラが貼られていた。
コンドミニアムの共有地には、防犯カメラが仕掛けられているのだが、最近このカメラが壊されているのだという。さらに、一人の住人は他の住人らしき誰かが、防犯カメラのワイヤーを切っているところを目撃したのだとか。
……え、他の住人らしき誰か?
うーん。
怖い。
でも、これは本当に住人の仕業なのだろうか?
いくら自分が泥棒するためとはいえ、自分が住んでいるコミュニティの治安を悪くするようなことをするだろうか?
犯人はこの中にいる……。
でもここにいるのは住人だけじゃない。
コンドミニアムの敷地内には、24時間警備員が回っている。 掃除する人も、植木職人もいる。彼らが関わっている可能性はないんだろうか?
警備員の中には何年も勤めていて、名前も知っていて友達のように挨拶する人もいる。
わたしは彼らを疑うようなことを考えた自分に焦った。決めつけてはいけない。
でもわたしが挨拶するのは一人か二人の警備員だけで、他の警備員のことはよく知らない。中には顔を合わせても会釈してくれないような怖い警備員とか、彼氏らしき車をゲートの横に停めっぱなしで、通れないので困ったなぁと思ったこともある。
そこには明らかに人種的、そして階層的違いがある。
警備員のほとんどはこのコンドには住んでいない。とゆーか、多分警備員の給料ではこのコンドには住めないんと思う(まぁ、わたしもFちゃんがいるから住めてるだけで一人では住めません)。
そう考えた時、同じコンド内に恐ろしい経済格差があることに気づいた。
もちろん以前から、先進国に生まれ育ち、教育を受けてホワイトカラーとして仕事をしている自分は世界規模で言えば「恵まれた立場」であることはわかっていた。でも「世界レベル」まで行かなくても、こんな足元に、こんな身近に、格差はあったのです。
足元に流れる深い川
しかし、わたしはこのコンドに3年間、彼女は既に8年間ほど住んでいるが、その中で、こんなに窃盗事件が起こったことはなかったという。
決して治安が悪い街ではないのだが、雰囲気が変わってきているのだろうか?
そんなことを感じた。
(ちなみに、わたしはここに引っ越す前はもっと治安が悪い街に住んでいて、真夜中に道で大喧嘩があって警官が訪ねてきたり、道で殺人事件があったり……ということがあった。歩いていると、背後から男が無言でついてきたり、車が盗まれたり、「おたくの車に当てられた」とイチャモンをつけられる手紙が届いたり……怖かった!ここら辺はまた改めていつか書きます!)
今度、地元の警察がコンド内で防犯に関する説明会をやるらしい。しっかり話を聞いてこようと思う。
↑ロサンゼルスの怖い話がもっと読みたいって言う人は…ポチッと応援クリック!