今日面白い電話がかかってきました。
インド訛りの英語でかかってきて、世論調査だというのです。
最近何回か似たような世論調査だと名乗る電話がかかってきたことがあって、頼んでもないのにかかってくるので忙しいし断って居たのですが、今日は暇だったのでつきあってみることにしました。
世論調査に協力してくれた人には10ドル差し上げますとのこと。
ふぅん……怪しい。
「今これは携帯ですか?」
「はい」
怪しい怪しいと思いながらも。まあいいやと思って答えていく。
「運転中とかではないですよね?調査に集中できる状態ですか?」
「大丈夫です」
「あなたは何群に住んでいますか?」
「ロサンゼルスです」
「それでは今カリフォルニアの直面している問題で一番あなたが心配しているのは何ですか?」
「えー。何ですかねぇ……わかりません」←バカ
「ジェリーブラウン知事を支持しますか?」
「はい」
「カリフォルニア議会はうまくやってると思いますか?」
「うーん……はい?」
「住宅のコスト問題はあなたにとってどれくらい重大ですか?」
「まぁまぁ問題です」
「実は最近ジェリーブラウン知事はこれこれこういう法律にサインしましてこれによって住宅価格がウンヌンカンヌン…これを支持しますか?」
「わかりません。もう少し調べないと」
「あなたにとって貧困はどの程度問題ですか?」
「大麻解禁について賛成ですか?」
「連邦政府は大麻の取り締まりをやめるべきだと思いますか?」
「トランプ大統領はどうですか?」
「連邦議会はよくやってると思いますか?」
「移民の取り締まりを強化することは、地域のビジネスのためになると思いますか?」
「移民の取り締まりを、強化することで、友達や身近な人が強制送還されることはどの程度心配ですか?」
同性婚や、宗教の自由については聞かれるかな?と思ったけど聞かれず。
答えるたびにカチッカチッと入力しているらしき音が電話越しに聞こえてきます。
いつも投票してますか?とかアメリカ市民ですか?とかアメリカ生まれですか?何党に登録してますか?自分はリベラルだと思いますか?健康保険は持ってますか?収入はいくらですか?持ち家ですか?世帯には何人大人がいますか?とかいよいよ聞かれたあげく、
「これらの質問について、レポーターがより深く話を聞きたい場合、追って連絡してもよいですか?」と。
わたしは色んな質問に答えすぎてて、ここらへんで完全に、やっぱり世論調査だったのねモードになってました。
そして普段投票できない自分がこうして世論調査に参加できることの喜びすら感じてしまっていたのです。
ところが最後に我に帰りました。
「それでは10ドル送りますので住所とお名前をお願いします。まずはお名前から」
…いや、ここで名前と住所言ったら、わたしのほぼ全ての個人情報この人にバレるよね?
一瞬10ドルによろめきかけたわたしでしたが、すぐに我にかえり、いりません!と電話を切りました。
いやー。危ない危ない。引っかかるところだった。
その後検索してみると言われた名前の団体は見当たらず、かかってきた電話番号を見ると、様々なスキャム(詐欺電話)が、この番号からかけられているようでした。ちゃんちゃん。
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