ピアノを触っていてあることに気づいた。
今、わたしはピアノで楽譜の音符ひとつひとつを押さえられるようにだけではなく、コード(C7とか、F7とかそーゆーの)を見て、じゃじゃんと弾けるような練習をしている。
もともとはクラシックをやっていたので、ハ長調とか、イ短調とかそーゆー表記ならまだしも、CとかEmとかコードだけ見て鍵盤を押さえるのはなかなか難しいのだけど、そんな中で、コードに色があるように感じられるのだった。
一番初めに気づいたのは、Eのスケールを練習してる時で、わたしはこれは濃い目のビリジアングリーンのような感じがする。Dはオレンジ色で、Aはもっと濃いめの茶色と言うか黄土色。Cは薄い黄色で、Fは紫っぽい。あんまり感じないコードもあってGとかは水色とか青っぽいと思うけど、あまり強く感じなくて、Eの緑が一番強く感じる。
初めは何かキーボードに書いてあった色とか?何でこーゆー感じがするのか分からなかったけど、どうも頭の中で音を処理する部位と色を処理する部位が近いためにこうなっているらしい。
こーゆーのは共感覚と言うらしい。
http://wired.jp/2002/03/25/言葉や音に色が見える――共感覚の世界/
もともと新生児は皆この共感覚を持っていて、色や音を相互に感じているという本を読んだことがある。
大人でも、目にする文書が色を伴っていたりとか、そーゆー形で共感覚を持っている人がいるらしい。(その場合、フォントに色がついている場合はどう見えるんだろうね?)
ま、音楽を聴いて情景を思い浮かべたりする程度のことは、割と多くの人が体験するのではないかと思ったりもする。
わたしは過去にピアノを何年も習っていながらこーゆーことを感じたこともなかったのだが、今回コード練習をしていてはじめて色を感じたので、面白かった。
別に何の役にたつわけでもないけど、ちょっと嬉しかった。
認知症のはじまりとかじゃないとよいけど……(汗)

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