さて、昨日ハワイアンカフェに行った理由は、Fionaの友達であるウリ坊が何か発表があるということで友達を召集したからだ。何かと思ったら、約3年つきあった彼女と別れるのだという。原因というと、「夜の関係がなくなったから」
レズビアンカップルがセックスレスに陥りやすいことは有名で、それを指す専門の"lesbian bed death"(略してLBD、直訳すると『レズビアンのベッドの死』)という語まであるぐらいなんですよ。
ウィキペディアに項目までたってるし!
Lesbian bed death - Wikipedia, the free encyclopedia
↑この記事は、いわゆる「レズビアンが特にレスに陥りやすい」という「神話」に反論しているのだが、ここでは元祖セレブレズビアンとも言えるジェニー・シミズでさえ「どんなカップルにでもレズビアン・ベッド・デス(レス)は起こりえる」と発言している!マドンナやアンジェリーナ・ジョリーと浮名を流したジェニー・シミズですらレスになるんだから、そりゃなるよね。
しかし、長く付き合っているうちに「レス気味」になるのは、レズビアンだけではない。異性カップルも、男性カップルも同じだろう。「レズビアン・ベッド・デス」とういう言葉を生み出したペッパー・シュワルツもその本のなかでこれを認めている。
その解決方法として、例えばコスチュームやロールプレイを取り入れて、お互いの性的ファンタジーを満たすようなプレイをしてみたり、軽く嫉妬プレイをして、燃え上がらせてみたり。BDSMとかも選択肢の一つだと思うけれど、そういうコミュニティでは、普段以上にレズビアンは少数派になってしまう。他のセクシャリティとくらべて、理想的なロールモデルを見つけづらいのね。
また、他のセクシュアリティの人は「モノガミー」から離れることで、この問題を解決する場合も多いと思うが、レズビアン・コミュニティは、モノガミーから離れて考えることが苦手なようだ。これもロールモデルが少ないことと関係しているだろう。例えばポリアモリーのコミュニティに出入りしても、大体男が絡んでいるため、女だけで複数で仲良くやりましょう、というのはなかなかない。オープンリレーションシップにしても、レズビアン・コミュニティのなかで挑戦しているカップルはいるけれども、成功しているカップルはなかなかいない。
どうもレズビアンの場合「オープンにして楽しくやる」というよりも、一対一の関係に行き詰まりを感じると「親友の妻と恋に落ちて、全てをぶち壊して、一からモノガミーをやりなおす」みたいな感じになりがちのようだ。それって結局また数年経てば同じことになると思うんだけどね。
そんないっときの「情熱」に流されるよりも、「どんな関係も、数年間経てば情熱は褪めてくるものだ」という前提に立って、仲良く楽しくやることを考えればいいのにーとか思うけれども、なかなかガチモノ幻想に凝り固まっている人の思い込みを崩すのは難しいのよね。
……って話それました。とにかく、「ベッド・デス(セックスレス)」というのは、どのセクシュアリティでも長くつきあう起こることなんだけど、レズビアンはそれを乗り越えるためのロールモデルが少ないために、特に取り立てて「ベッド・デス(レス)」に陥りがちやすいのかなーという話。
わたしは、回数が少ないことで知られる日本出身なせいか、正直回数はそんなに多くなくてもいいんだけど。
どっちにしろ、カップルは放っておいたらほぼ確実にベッド・デス(レス)になっちゃうんだし、そのたびに別れてたらキリないと思うので、レズビアンもベッド・デス(レス)とうまく付き合う方法を見つけられたらいいのにねーっていう話。
皆さんはここだけの話、どうやってこの「レス問題」を解決してますか?(そもそもそういう悩みない?)特に女性同士で数年以上つきあっている人、よかったら匿名でもいいので教えてください。もしコメント集まったら、別エントリーで紹介します。
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