こんにちは。LGBTビジネスマニアのイチカワユウです。今日はクィアファミリーや異人種間カップル、その他様々な家庭を持つ子どもたちにとって嬉しいサービス『OurShelves』を紹介します。
OurShelvesとは?多様性のある絵本のサブスクサービス
OurShelvesは、多様性な家族のために厳選された絵本の定期購読(サブスクリプション)サービスです。このサービスを立ち上げた Alli自身、自ら妻Jennと5歳の娘Anna(更にもうひとりがもうすぐ生まれる予定だとか!)と共にクィアファミリーを持つ当事者です。
「私たちは、アナに、すべての子どもたちが自分の姿を大好きな物語の中に見つけてほしいと思っています。でもそのような本を見つけるのはとても大変です。
すぐに、そのような本を探しているのは私たちだけではないことに気づきました。とても多くの人々が、自分たちの本棚に自分たちの家族を反映するような本がほしいと子が言っていたのに、それはほぼ不可能といっていいくらい難しいことでした。
難しい理由は二つあります。ひとつは、そのような高い質の多様性を持つ物語は存在はするのですが、見つけるのが難しいのです。誰にとってもそうだと思いますが、ましてや、子育てという人生でもっとも忙しい時にいる人々にとっては、ほぼ無理です。ふたつには、そもそも、そういう多様性のある物語自体の数が少ないということです」
ということで、OurShelvesは、多様性を持つ優れた絵本をキュレーションして読者に届けるだけでなく、絵本の出版社や教師、図書館などと協働し、より多様性のある本が作られ、世の中に流通するような活動をしています。サービス名の「私達の棚 ourshelves 」は「私自身 ourselves」とかけたネーミングになっています。
「多様性のある本」ってどんな本?
OurShelvesが届ける本は、LGBTQ+だけでなく、人種・民族の観点からも、多様性のある質の高い作品です。また、常にどんな本をコレクションに追加するべきか?というフィードバックを募集しています。先日ツイッターで紹介した『若草物語』の現代版リメイク本も、おそらくこの「多様性のある本」に含まれると思います。
【クィアな洋書マンガ】『若草物語』を現代のブルックリン舞台に、父親の違う人種ミックスの姉妹たちの物語にした作品。基本原作の性格を活かしているが、次女のジョーはゲイという設定。
— ゆにゃん(イチカワユウ)☀ (@yu_ichikawa) 2019年2月5日
読みたい!
あとは、こーゆー本学校とか図書館で自然に読んで育ってほしい。https://t.co/IjwAFdRQ8V pic.twitter.com/pJ2Jg37MDp
サービスラインナップ
OurShelvesのサービスは、以下のように年齢別に3種類に分かれています。
- 0〜2歳向けの「サンシャインボックス」
- 2〜5歳向けの「レインボーボックス」
- 5〜8歳向けの「ツリーハウスボックス」
そして、一回に届く絵本の数が1〜3冊から選べます。ボックスは四半期に一度届きます。
- 1冊 $13.99
- 3冊 $32.97($10.99/冊)
- 5冊 $49.95($9.99/冊)
今なら10%割引「創設メンバー」になろう
OurShelvesはまだ始まったばかりのサービスで、今「創設メンバー」という初期メンバーを募集しています。創設メンバーになると、初回のボックスが10%割引になります。大きなビジョンがあると共に、「今」物語に触れる子どもたちの心に確実に影響を与えてくれる、こういうサービスはぜひとも応援したいですね。
日本語で読めるLGBT系のオススメ絵本をまとめてみた!
さて、日本にも、このような「多様性のある絵本」を必要としている子どもたちはいるはずです。以下、ちょっと探してみました。
【子供向け】日本語で読めるLGBT系のオススメ絵本まとめ - #あたシモ
※記事として独立させました!