#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

彼女が夜遅くまで帰ってこない時

こんにちは。アメリカ人の彼女と同棲しているゆにゃんです。

今日はわたしの悩みを聞いてください。

それは…「彼女の帰りが遅すぎる」こと。

今夜の10時半過ぎなのですが、まだ彼女が帰ってきません。わたしも仕事とかでかなり遅くなる時はあるんで、最近ほとんど平日は帰ってくると疲れて寝ちゃうかお互いの仕事などを終わらせるためラップトップとにらめっこです。

なので、最近家に帰ってもつまんないんですよね……。

犬の散歩行ったり、料理したり、ジム行ったり、ヨガしたり……。掃除したり洗濯したり、いくらでもやることはあるはずなのに、彼女の帰りが遅いとイライラするのは、なぜなんでしょうな。

「死にたい」と「殺されたい」の本当の意味

こんなツイートがバズってるのを見た。

そのとおりだな。と思った。

わたしは幼稚園くらいの時からずぅーっと、生きることがしんどいと思い続けてた。それは、「みんなとうまく仲良くなれない」から。決して人見知りとかではないし、仲良くなろうとするんだけど、取っ組み合いの喧嘩とかする。そんで幼稚園も問題起こして転園?してる。小学校の通知表とか見返すと「人の身体や持ち物に気安くに触ってトラブルになってしまう」とか毎年のように書かれている。中学の時は誰かのことを、皆がそう呼んでいるように真似して苗字呼び捨てで呼んだら何コイツとか言って嫌われた。自分のセクシャリティとか性格がどう関係しているのかはわからない。でも人間関係にまつわる「生きづらさ」はず〜っとあった。今、この瞬間も。

わたしの頭の中で常に低く鳴り響いてるのは「死にたい」というか「消えたい」。なんか、色々全てが面倒で、気を使えないのに気を使おうとするのも疲れて、理由がわからないのに嫌われたり怒られるのも辛いし。こんな気苦労が死ぬまで続くのは、嫌、だから、もういっそのこと楽になりたかったんだと思う。

あともうひとつ昔ずっとあったのが、「殺してほしい」っていうもの。自分一人じゃ死ねないから、殺してほしいって思ってた。しかも、好きな子に。甘えてるよな。当時わたしはまだ完全に自分のセクシュアリティに目覚めていたわけじゃなくて、むしろそれが分からなくて苦しんでいた。誰かともっと濃く深く親密な関係を築きたいのに、それが何なのか、わからなくて。自分の欲しいものがわからなったけど、大抵いつも、わたしが望むほどの強い関係性が手に入ることはなかった。だから、わたしはいつも「不満な妻」みたいな感じで、その女友達たちに醜い執着をした。答えのない相談をふっかけたり、やたら議論してみたり、長い長い手紙を送りつけたり。挙げ句の果てに「殺してほしい」と夢想すらした。さすがに本人には言ってないが。でも、相当ヤバいやつ。

冒頭のツイートと同じように解釈してみると、おそらく、わたしの「殺してほしい」は、「相手と深い関係になりたい」ってことだったんだと思う。相手から好かれたいし、本当はもっと普通に仲良くなりたい……なのに、ちゃんとした方向性で親密さを求めることができなくて、完全に拗らせてた。一言で言うなら「コミュ障」でも、シャイとか無口なタイプなコミュ障ではなく、勢いよく変な方向へ積極的なコミュ障であった。

あの頃、側にいてくれた皆様には、本当に多大なるご迷惑おかけしました。お恥ずかしい。

あれから長い年月が経ち、今、大人になった自分が、もし、少しなりとも、一見普通の生活ができているとしたら、それは日記を書き始めたからだと思う。文章にすることで、少し客観的なものの見方ができるようになった。ブログもそのひとつ。

そして、わたしの人生は多分少しだけ楽になり、好きな人と深く関わることもできるようになった。「消えたい」とか、「殺してほしい」とか思うことは少なくなった。でも、そう思ってた頃も、本当は「死ぬ」こと自体を望んでたわけではないんだよね。もし本当に死んじゃったとしても、それはたまたまだったんだよね。

質問箱に答えてみた!「10歳年上の女の人と初めて会うのですが…」ゆにゃんの答えはコチラ→

今日は質問箱です!

Peingまた貼って「質問くるかなー」と不安だったので、質問来てめっちゃ嬉しかったです!ありがとうございます。張り切って答え書いてたら大幅に文字数オーバーしたのでブログで答えます。

さて、来週ネットであった人と直接会うんですね。いいですねぇ。実際に会う日が近づいた今、きっと、ドキドキワクワクしてることと思います。

わたしが過去にネットで出会った体験談についてはここら辺読んでみてください。

面食いが盲目に恋した話

↑つか、この話完結してなかったw

アドバイスについては、まず安全性に気をつけてください。お相手の性別の確認できてますか?大丈夫だと思いますが、知らない人と初めて会う時は、いきなり家とかではなく、人目のある公共の場で会ってくださいね。

もうひとつあるとすれば、あんまり期待しすぎないことですかね。質問者さんは、まだ女の人とつきあったことがないということなので、少しでもよい人がいたらすぐつきあってみたい、そして、もしかしたらメル友がその相手かも?と期待しているかもしれません。でも、あんまり先のことまで期待しても、思うようにはいかなかったりします。 リアルで会ってみると、思っていた感じと違ったり、年齢差なども気になるかもしれません。

LINEやSkypeだとよい感じだったのに、会ったら音信不通、とか、比較的よくある話です。

まずは安全に、楽しい時間を過ごすことに集中してみてください。そして、お互いのことをもっと深く知ることができたら、二人の関係は自然とメル友の次のステップに進んでいくと思います。……それは恋愛かもしれないし、ずっと続く友情かもしれません。

どちらにしろ、素敵な出会いでありますように。

応援してます!

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【炎上】アメリカでやらない方が良いハロウィン仮装

いよいよハロウィン当日が近づいてきました。そこで、今日は「アメリカでやらない方が良いハロウィン仮装」をまとめてみました!

ここでは、文化の盗用の意義や歴史認識について深くは触れません。ただ、多種多様な背景を持つ人々が暮らすアメリカでハロウィンパーティに行く場合、浮かないために、軽蔑されないために、そして、自分の写真がネットで晒し者になるのを避けるために、以下の仮装は避けた方がよいよ〜というガイドラインです。

本当は、アメリカとか関係なく「やらない方がよいよね」ってものもたくさん含まれています。が、特にアメリカならではの感覚もあって、アメリカ来たばかりの日本人は、うっかりとんでもない仮装をしかねないので、以下気をつけてみてください。

ネイティブアメリカン、その他先住民の仮装

自分のものではない文化の衣装を着るときは注意しましょう。特に先住民のものは、センシティブです。

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こーゆーの、やめときましょう!

DNA検査でちょっとネイティブアメリカンの血が混ざってたから!とかでもやめといた方がよいです。

民族衣装や宗教関係

ターバン巻いて、おでこにシール貼ってインド人〜!

とか。

布を巻いてイスラム教徒〜!

とか。

でっかい帽子被ってメキシコ人〜!

とか。

ステロタイプをなぞるだけの衣装は、やめておきましょう。←「XX人」としか言いようのない仮装。

その文化に対して知識と敬意を持っている人がこのような格好を全否定するものではありませんが、ハロウィン仮装としては、避けといた方が無難です。

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で、着物や、忍者装束を日本人がやりたい!という場合、ちょっと難しいなと思ってて、そもそも日本の衣装なら、日本人がやる分にはゆるくてよい気もするんだけど、ゲイシャとかについては、そもそも売ってる「セクシーゲイシャ」の衣装は、考証めちゃめちゃだし、やっぱり歪んだステロタイプの拡散になる気がするので、やめといた方がよいんじゃね?と思ったり。

顔を黒く塗る仮装(ブラックフェイス)

黒人キャラの仮装自体はオーケーです。

でも、顔を黒く塗るのはブラックフェイスと言って絶対的なタブーです。やめておきましょう。こんなの常識かと思いきや、最近でもセレブがブラックフェイスをやったり、ブラックフェイスを擁護して、バッシングされてます。そろそろ学ぼうよ!

どうしても黒人の仮装をしたいなら、なんとなく「黒人〜」じゃなくて、ちゃんと特定のキャラを決めて、衣装とか小物の力で「あ、あの人だ」ってわかる感じにしましょう。

成功例としては、ハイディ・クルムがやった「スリラーの時のマイケルジャクソン」などがあります。

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昔日本人の友達がブラックフェイスで「オバマ〜!」とか言って、そのままウェストハリウッドに繰り出そうとしてて、本気でみんなで止めました。お面とかマスクごと被ってしまうのはアリです。

日本で育った日本人にとって「ブラックフェイスがなぜいけないのか」は、直感的に理解しづらいと思います。これについては改めて書くかもしれません。とにかく今言いたいのは、少なくともアメリカにいる間は、郷に従って、ブラックフェイスの仮装はやめておきましょう、ということ!

顔を赤く、または黄色く塗る仮装

顔を赤く塗るレッドフェイスはネイティブアメリカン、黄色く塗るイエローフェイスはアジア人に対してオフェンシブだとされています。

ここら辺は、「自分もアジア人だけどイエローフェイス気にしないよー!」とか言いたくなる人もいるかもですが、アメリカでは、アジア系が「イエロー!」とからかわれたりした経緯があるため、アメリカの外で育ったアジア人が簡単に「OK」とか判断できる問題ではないのです。←ホワイトウォッシュ問題とかにも通じる。ハリウッドで日本人の役を白人がやっちゃうのを日本人の立場として「別にいいよー」って言いたくなっちゃうんだけど、実はそれちがうんだやねって話。これはまた長くなるので改めて。

顔に色を塗りたいなら、白塗りしてゾンビ〜とか、緑に塗ってエルファバ〜とか、青く塗ってジーニーとか、そんな感じならオーケーかと思います。

歴史的な悲劇の仮装

ヒットラー!とか、ダメ、ゼッタイ。加害者側だけでなく、被害者側のコスチュームもやめた方が良いです。アンネ・フランクとか慰安婦!とかも、やめましょう。

KKK!とか、テロリストと人質!とか、乱射事件の犯人!とか、911で崩壊してツインタワービル!とか、難民〜!とか、絶対やめましょう。

笑えないし不謹慎だし、軽蔑されます。

障がいや病気を持った人の仮装

メンヘル!とか、やめましょう。オックスフォード大の学生がスティーブン・ホーキング博士!の仮装をして指導を受けてました。

またスノーボーダーのショーン・ホワイトも知的障害を持つキャラの仮装をして批判が殺到してます。

ホームレスの仮装

結構人気なのですが、こーゆー境遇をネタにするのは、よくないです。やめましょう。

性器系の仮装

セクハラです。つまんないです。

体系をネタにした仮装

太った人!とか、拒食症の人!とか、やめましょう。

ホモフォビック、トランスフォビックな仮装

女装して、オネエ言葉で「ゲイバーの仮装〜」とか「ケイトリン・ジェンナー」とか、やめましょう。

ただ、LGBT系の人物の仮装がNGというわけでなく、ステロタイプを強調してからかったり、笑い者にするニュアンスがなければよいと思います。

まとめ

以上はあくまで例示にすぎません。

また思いついたら増やします。「これどうかな?」という物があればツイッターで相談のります。でも、基本、迷ったなら、やめときましょう。

今週のお題「ハロウィン」

ソロキャンプとか単独山歩きの時に感じる不安に、ジェンダーってどの程度関わってるんだろうね?って話

皆さん、アウトドアは好きですか?

わたしは好きです!

YouTubeでキャンプ動画なんかもよく見ています。サクサクいう落ち葉を踏む音、ちょろちょろ流れる水の音、パチパチという焚き火の音…。癒されますよねー。

で、「ソロキャンプよいなぁー、自分もやりたい」と思った時に、すぐできるかどうか。いや、できるし、してる人はいると思うんですけど。そこで、迷いなく「やろう!」と実行できるか、ためらってしまうか。そこで、実はジェンダー差があるように思います。

これって、本人のやる気とか、心持ちとかじゃないんですよね。社会的にどう扱われるか、どう見られるか、という問題なので。

わたしが「それ」を一番初めに感じたのは、大学の時でした。当時から長野とか奥多摩とか、軽いハイキングを一人でするのが好きだったわたしなのですが(友達いなかったともいう)徐々に山道を一人で歩くのが怖くなってきたんです。「今、ここで、襲われたら終わりだな」と。完全に山奥で声を出しても聞こえないし、走って逃げても限界があるし、戦っても負けるし、今ここで変な人に出会ってしまったら、完全に詰むなと思ったわけです。

そして、それは自分の性別と関係してるような気が、わたしにはした。それは「女だからって関係ない」と何でもやってきたわたしにとってはじめての不安でした。そして、わたしはそんな風に感じてしまう自分が嫌だった。なんだろ。それまでの人生、性別なんて気にせずやってきた高校の頃からヒッチハイクしたり、一人で海外旅行したり、割と好き勝手やってきた。でも、ある日「ここで男に襲われたら、敵わないな。自分は女だから」って意識が芽生えてしまったんです。悔しかったです。

まあ、男性だってそんなシチュエーションで不審者に合えば超怖いし、男性がアウトドアで襲われたり殺される事件だってあります。わたしが、感じる不安がどこまで本当に「女性だから」生まれているものなのかはわかりません。もしかしたら、わたしが意識しすぎている可能性はあるわけです。

でも……やっぱわたしは「あー、男だったらガンガン野宿とかするのにな」とか思ってしまったんです。←サークルの先輩とか、みんな割と野宿したり駅で寝たりしてた。

さて、その頃、わたしは学校でジェンダーのクラスをとってました。そこではかなり皆仲良く「ゲイなんです」「僕実は童貞なんです」とかワイワイ自分の性の悩みを語り合ったり飲んだりしてました。蔦森樹さんが講師でいらっしゃったこともありました。

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そんな時、そこで仲良くなった童貞男子に「ジェンダーって、自分で意識したくなくても、社会の目とかによって、意識せざるを得ない状態になる時ってあるよね!」みたいな文脈で、この「山で覚えた恐怖感」について話したのです。

そうしたら、彼はプンスカ怒り出しました。

「そうやって『女にしか感じられない恐怖感がある』みたいに言うのは性差別」と言いだしたのです。ええー!わたしは怖くなって黙ってしまいました。

わたしにとって、そうやって「男の外見を持った人」から怒られることは何かちょっと怖くて、嫌なことでした。でも、彼も、自分が男だからって、道端で出会った人に怖いと思われたり、逆に「男は怖さを感じないのでは」と決め付けられたりするのはものすごく嫌だったんだろうなと思います。

でも、本当に性別なんて関係ないんだろうか?

社会で女として生きてきた人と、男として生きてきた人では、絶対に世界の見方が少しずつ変わってきてしまう。それこそが、ジェンダーが社会的な構築物であることの反映なのに。何でもフラットにオープンに話せたはずの場所で、頭ごなしに「間違ってる」と言われたことの恨みは、今でもわたしの心の中に残っているのでした。

なぜ女は男をみると痴漢だと思うのか なぜ男は女の不快感がわからないのか―痴漢大論争!

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