#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

映画『アメリカンスナイパー』

戦争で活躍し、伝説のスナイパーの実話をもとにしたこの映画。戦場を生き抜いた英雄が、戦争の後遺症に苦しむ退役兵に殺されてしまったこの事件の裁判が始まっていることもあり、わたしはそちらから入った。

戦場での話も家での話も興味深いし、ちゃんとストーリーは用意されてるのだが、描きかたが、アンチクライマックスというか……、淡々としてるので、サラリと見てしまう。

戦争が人間に与える影響や、戦後に残された家族の苦悩など様々な問題が描かれていた。戦争に疑問を持っている兵士がいることや、生き延びてもまた心身の後遺症に苦しみ、普通の暮らしに馴染めないでいる退役兵が多いことも。

しかし、それにも強い主張のようなものは感じられず。アメリカ礼賛でもなければ反戦でもない。主役のクリスがトラウマに苦しむところはなかなかリアルなのだが、回するとこは結構やっつけというか。最後も絵って感じで。なんとゆーかスッキリしないと映画だった。