オリンピックで5度の金メダルを取った競泳選手のイアン・ソープ(Ian Thorpe)は2014年の7月にカムアウトしました。
その後、約1年半ほど経ち、イアンは「男とデートするのは思ったより難しい」と語っています(参考記事)。
「まったくめちゃくちゃなんだ。『普通の人はどこにいるんだ?』って感じだよ。これまでデートってあまりしたことがないから、全く不意打ちだったね。もしも誰かがデートしたいと努力してくれるんなら、いいね。僕は決して望みが高すぎるわけじゃない。だけど、本当におかしなケースもあって、少し変なんだ。でもそれがデート業界ってことだよね。僕はそう言って、笑って、微笑めるから、まあそんなに悪いわけじゃない。おうおうにして出会う人は素晴らしい人だけど、嫌な男にも何人かは会ったよ。こういう世界から早く抜け出てだれかと落ち着きたいと思うには十分なモチベーションだよね」
この気持ち、なんとなくわかる。シングルな時は「早く落ち着きたーい!」とか思うのですが、シングルにはシングルの楽しみもあって、デートって辛いことやムカつくこともあるけど、それなりに楽しんでるんじゃないのかな。
ちなみに、イアンの探している人は
- クレイジーではない人
- オーストラリアに住んでいる人
だそうですよ!
アプリは使ってないそうなので、共通の知り合いがいそうな人は頑張って!
ゲイの水泳選手
さて、イアン・ソープ以外にも、ゲイの水泳選手は結構います。
ロス五輪と、ソウル五輪で金メダルを取ったグレッグ・ローガニス(Greg Louganis)はゲイであるとともにHIV感染を公表したことで「オリンピック時に感染の危険はなかったのか」と話題になりました。その後はHIV/AIDSアクティビストとして活躍しています。
北京オリンピックで金メダルを取ったオーストラリアの飛び込み選手マシュー・ミッチャム(Matthew Mitcham)は2008年にカムアウトしました。イアン・ソープがカムアウトした際にマシューは「彼にとってこの全てのプロセスがとても難しかっただろうことは理解できる」とコメントしています。イアン・ソープは、引退後、うつや依存症など様々な経験をしたそうなのですが、悩みの一つにセクシャリティーがあったのでしょう。カムアウトした後は「楽になった」そうです。