マジで病んでる人というのはいます。
といっても、うつや統合失調症など、わかりやすく精神的に病んでいる、いわゆるメンヘルという意味ではありません。
だから本当は「病んでる」と言うか、ヤバい人、の方がよいのかもしれませんね。
ヤバいと言ってもヤクザとかそーゆー話ではないです。
英語ではマニピュレーターと言いますが……まぁ自分の魅力や弱さや才能、時には嘘をついてまで、ありとあらゆる方策を使って他人を「操ろう」とする人です。わかりやすく「利用」する場合もあれば、そうでない場合もあります。
人間関係にはいつもパターンがあり、人はいつも同じようなパターンに陥ります。良くも悪くも。だからマニピュレーターの人は、常に周りの人とそーゆーつきあい方をしています。
そーゆー人は多分昔からいたと思いますが、わたしがその存在に気づいたのはかなり大人になってからでした。
今までに、おそらく数人、そーゆー人とリアルで接する機会がありました。
そーゆー人たちは、一見すごく魅力的に見えるんですよ。
かすかな危うさすらも魅力に変えてしまうカリスマ性と、自己開示しているように見えるざっくばらんさと、獲物を捕まえる時の集中力とコミットはすごいです。頭はキレるし、仕事はできるし、ワーカホリックだったりもします。
なので、話は面白いし、いわゆる遊び相手としては、刺激的で楽しいこともない。それに、わたしは素直なので(笑)、そーゆー人の言うことをすぐ真に受けて「うわ、すごい」とか思ってしまいがちなとこがあります。
そーゆー人は他人のことをやたらと論評する。論評して、褒めたり批判したりしながら、「この人に認められたい」と思わせるようなオーラを出す。んで、批判の合間に「でも、君はすごいよね」と、認めてるようなことをほのめかす。自分が相手に評価される立場になってる時点で力関係は決まってるんだけど。
で、突然気分を害して厳しく叱ってきたり、かと思うと頼ってきたり。何とゆーか態度がコロコロ変わる。そして全力でこっちの注意をひこうとする。
あと、そーゆー人は、セクシャリティーどうこうではなく、性関係がオープンなことが多い。乱れていると言うか、自分の欲しいものを手に入れるためなら、相手が何人だろうと、どんな性別だろうと、自分の性的魅力を最大限利用して、狙った人と欲しいものをゲットしにかかる。だからそーゆー人が同性の人と何か関係があったとしても、わたしはそれはセクシャリティーの話ではなく、支配欲とか、出世欲、というような気がしてる。
そして、実際一度でも性的関係を結んだ相手との間には、妙な親密感が生まれるものだし、まぁ、なんか変なことしてても許してしまうわな。
マニピュレーターの人たちは、計算なのか、天然なのかわからないけど、そーゆーのも多分全部自分に有利なように使ってく。やりまんとか言われても、全くそんなことでマイナスにはならない。うまいのよ。
と言うと人間関係うまいみたいだが、でも、そーゆー人は長い目で見ると、win-winな関係…というかちゃんとお互いをリスペクトして成長しあうような着実な関係を築けないんですよな。
マニピュレーターは、恋人にしても友達にしても、関係がすぐ終わる。長く続いてるように見えても、実際は変。割といつも周りに揉め事を抱えている。そして、自分が不安定なだけならよいけど、他人のプライバシーを暴いたり、信義則に反するような行為をしてビジネスを盗もうとしたり、驚くような大胆な嘘をついて他人の人間関係をかき乱したり、「え、いやいやそれはダメでしょ」というような嫌がらせ行為をしたりする。
もう、パターンが決まっているので、「あ、この人はこーゆータイプか」とすぐわかるようになったし、なるべく近づかないようにしている。
そーゆー人というのは、ネット上にもいて、ブログやツイッターをやっていたりする。ネット、特にSNS上の振る舞いには意外と性格がでるもので、マニピュレーターっぽい人は、わかるようになってきた。
どんなにもっともらしいことを言ってても、内面が壊れている人はいるのだ。
人の生き方はそれぞれであり、別に何がよいとか悪いというのはない。人にはそれぞれの事情があり、それぞれ自分が生き抜くために必死でやってる訳で、壊れていても悪いわけではない。
マニピュレーターでも、恋人になったり、子分として親分を擁護したり、ファンを続けたりするのも、いいんじゃない?
でも、わたし自身はそーゆー人と関わりたくはないし、自分がマニピュレーターとして、他人を操ったりもしたくもない。
だからそーゆー人のことは一定の距離を保ちながら観察するにとどめています。