古い映画なんですが、Amazonビデオで観ました!Amazonビデオは、DVDを買ったりレンタルしなくても、その瞬間に観たい映画が一瞬で観られるのでめちゃくちゃ便利ですね!
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプランのあらすじ
仕事も恋も全く上手く行かない冴えない女性アニー(クリステン・ウィグ)は、幼なじみの親友リリアン(マーヤ・ルドルフ)が結婚することを聞き、祝福したい気持ちとは別に複雑な思いを抱く。それでも、リリアンから「メイド・オブ・オナー(花嫁介添人のリーダー)」を任されたアニーは、リリアンのために結婚式のプランを必死に考える。ところが、リリアンの婚約者ダグの上司ペリーの妻でセレブな美女ヘレン(ローズ・バーン)がブライズメイド(花嫁介添人)に加わったと知ると、アニーは親友リリアンをヘレンに奪われたような嫉妬心から、ヘレンと無理に張り合うようになり、結果として数々の致命的な失敗を犯してしまう。結局、アニーには荷が重いと判断したリリアンはメイド・オブ・オナーをヘレンに任せることにするが……。
ブライズメイズの感想!
いやー笑った!これ、名作だと思います!
アメリカのコメディはよくわからんなーということも多いのですが、これは、かなりユニバーサルな笑いが込められていて、面白い。
ブライズメイドという制度は、日本には馴染みがないかも知れないが、結句大変らしいというのはわかります。でもこういうノンケ女子の張り合い同士みたいのはわたしにはよくわからない。
パーティとか手配するの、超大変だよね!
わたしは、どんな親友の結婚式であっても、もしも得意な人がやってくれるのであれば、喜んで、その人に任せます。……と思っちゃうけど、それは友情としてアレなんかな?でも現実問題、わたしは何かを計画したりするのが苦手だし面倒なので、「親友」の座じゃなくても全然いいです。ヘタレ。
なので、アニーみたいな張り合い方って理解できないな……と思いながらも「わたしが一番の親友じゃあないの?ぶー」っていう切ない気持ちはわからないでもないので、共感できる場面もありました。
現実においては、ヘレンみたいな人って重宝されるし、裏でなんだかんだ言われてても、まあまあ好かれていることが多いと思います。こういう人が、映画のなかのようにわかりやすく「実は不幸」ではあることは実はまれで、それなりに「人生不公平」な感じになってるのだと思います。
「変な奴」の存在の大切さ
この映画のなかで一番印象に残ったのは、メリッサ・マッカーシー演じる「メーガン」の存在でした。
メーガンは、リリアンの婚約者の妹だという設定ですが、肥満体で、ひとり浮いている彼女は、かない下品だし、他のセレブっぽいブライズメイドたちとはどう見ても毛色が違います。
しかし、アニーがどん底に陥った時、彼女を正気に引き戻してくれるのは、彼女なのです。
皆が似たような価値観を持っているように見える同質的な集団のなかで、その価値観に馴染めない時ってすごい辛いものですが、その中に一人でも、その価値観に染まりきっていないような人がいると、その人がいてくれることで、自分も生きやすくなったりしませんか?
回りに流されてなんとなく「いじめ」に加担してしまったり、逆に、回りと自分を比べて落ち込んだり。そんな瞬間に、メーガンくらい「規格外」の存在がいてくれると、(あ、全然違う価値観で生きるのもありなんだよね)って思い出させてくれる。
メーガンは、そういう意味で、アニーだけじゃなくて、他にも多くの人を救ってきたような気がします。
ブライズメイズの評価
- 笑える度 ★★★★★
- 女の友情度 ★★★★★
- 元気が出る度 ★★★★☆
クリステン・ウィグ&メリッサ・マッカーシー再び。 『ゴーストバスターズ』はこちら。