ベニハナ行った。
実はアメリカでベニハナ行くのは初めてのことだ。日本人の友達との間でも全く行こう!という話が出ないが、アメリカ人には(カブキと並び)と人気の「日本食」レストラン。
店内はめっちゃ混んでていた。
こーゆー「テッパンヤキ」の店が、アメリカでは人気だ。なぜか「ヒバチスタイル」とか言われたりもする。いやいや、全然火鉢じゃないでしょ?と思うんたが……。そして、こーゆー店は、目の前でシェフが焼きながらパフォーマンスを見せてくれるのがウリ。
腕にビッシリタトゥーの入ったシェフが、やってきて、お辞儀をする。
↑タマネギで作る「富士山噴火」
↑トウキョウミュールというカクテル。甘い。でも強くて酔えた。
そして……味付けはすべてに秘伝の「ガーリックバター」大量投入!←美味しいからいいんだけど。シェフは慣れてないらしく、トリックに失敗してばかりで見てられなかった。そんで、これまた値段が全然安くないの!コースで一人で30-35ドルくらいする。これに飲み物とチップいれたら、普通にチェーン店じゃないよい店行ける。
しかし!そんなことはどーでもいいのだ。ベニハナに来て考えるべきことは、味どうこうではなく、ベニハナが、アメリカでこんなに成功した秘密だ。
アメリカで成功するには、「ホンモノの寿司」にこだわっていたらダメなんだということをヒシヒシと感じさせる(←これは比喩で、ベニハナのスシについてなんか言いたいわけではない)。
カタコトの日本語、竜宮城のような奇妙な建物、桜やセンスの散りばめられた内装。日本から来た日本人が見たら、なんだこりゃ?ってモノばかりかもしれない。でも、これが人気あって、平日でも予約しないと入れないくらい混んでるんだよね……。
ベニハナを創業したロッキー青木ってすごい。慶応出身でレスリングで日米共に全国大会出るほど強い。レストランマネジメントを勉強する傍ら、アイスクリームトラックで資金を貯め、レストランを起業して、全米に広げる!ボートレースや、バックギャモンも一流〜!子どもは、モデルかつ女優のデヴォン・アオキ(伝説のビアン映画『D.E.B.S 恋のミニスカウエポン』にも出演)と、今をときめくトップDJのスティーブ・アオキ!
ベニハナで食べて自分のちっぽけな固定観念とか、「あれはこうあるべき」みたいなこだわりなんて、壊してもいいんだなって思った。
- 作者: ロッキー青木
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