売り上げが悪く、世間的には(時にはアーティスト本人も認める)『失敗作』とされていても、ファンにとっては大事な作品ってのがある。
作品は、世に出たところで、もう受け取った人との関係を結び出すからね。
…ってのを、今日は音楽について考えてたんだけど、文学とか漫画でも同じだと思う。
特に、子供の頃何度も何度も反芻して記憶に刻み込まれてるやつは、自分の一部になってるから。大人になってしまってから「教養」の一部としてサラッと見たやつとは比べ物にならない。
若い頃見たり聞いたりしたものがずっと好きなのは、単なるノスタルジアを超えて、そーゆー「自分の一部」との再開というか、再確認とゆーか、そんな意味があるように思う。たまに、漫画でも、音楽でも、そーゆー再読タイムがあって、「あの頃読み取れなかったこと」を改めて読み解こうとしたり、しちゃうのだ。